第145話

カチャ…………






「お前が寝返りを打った弾みで、シャツ姿だと気付いたんだよ。初めて見た、そんな格好して寝てる女。そそられた……止まれなかった。無性に欲しくなった…真在子、お前を。」




『だからって…そんなの理由にならない。ただの言い訳だよ……』




「…そうだな。だが、女なら…そんな格好してる女なら誰でも良いって事じゃ無い。お前だからだ。」




『えっ??』




顕司さんの方に振り向くと切なく……だけど真剣な表情を崩さない。







慧悟さんを想わせるその紫暗の瞳は……







意図も簡単に………











人を引き付けて魅入らせる………――――――

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る