第124話

「…そっか、良い夜過ごせたみたいだね。」




『…慧悟さん、来るとは想わなかったから……』




「其れだけ真在子ちゃんの事、大切なんだよ。」




彼女はそれを聞くと、照れながらも笑顔を零していた。






「けど慧悟の奴、幾ら真在子ちゃんが好きとは言え無理させるなってな?」




『あっ…いえ…その……最後まではしてません。』




「フッ、そう言う意味で言ったんじゃ無いよ。」




『す、すみません……』




「良いんだよ。本当、真在子ちゃんって面白いね。素直で表情に出る。そう言う所も好きなんだろうな、慧悟。」

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