第86話

『ハァ……ハァ……んン……』




僅かに開いた隙間に舌を入れ絡ませる。




辿々しく動かす彼女の舌に堪能せずには要られず、中々唇を離すことが出来ずに居る。




だが、このまましていたら流石に気付かれると思い、振り切る様、唇を額に移した。

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