第51話
『…良かった。また喜んでもらえるように頑張るから……次に逢うときにまたさせて?』
「真在子………」
慧悟さんは更に抱きしめ、私の胸元に顔を埋めた。
「……可愛すぎる事言って煽るなよ。」
『だって本当にそうしたいんだもの。慧悟さんとの触れ合い、好きで…大切だから……』
私も恥ずかしくて彼の綺麗なさらさらの黒髪を指に絡めて遊んでしまう。
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