第38話

「言わない方が良いよな……」





『あ…ああ、そうだな。真在子ちゃん、妊婦だからな……余計煩わせてしまうよな?言った所で。』




貴志もそう言うと、煙草を出し吸い始めた。






「……貴志、当分通えなくなる。理由は仕事が忙しいと云う事にする。」




『…分かった。じゃ…そうなると、俺も余り通えないな。一応、沙来には伝える。心配懸けさせるからな……』





「それは構わない。悪いな、俺の勝手で迷惑掛ける。」

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