第25話

『紅茶、おいしい……』




“それは何よりでございます。旦那様は貿易会社の社長で在られますから、みなどれも一級品でございます。”




『そうね、家具も装飾品もどれも素敵なもの。さすが、慧悟さんね!』




“ええ、左様にございます。では、此処で失礼します。”




『ええ、お茶ありがとう。』





お手伝いのおばさまが部屋を後にする。




すると入れ代わるようにして、慧悟さんが入ってきた。




そして私の座ってる合い向かいのソファーに腰を掛け、煙草を出し火をつけ吸い始める。

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