中3で大阪の中学に転校することになった、うち。
中2の終わりで、沖縄から大阪の中学に転校することに...
担任の知念先生は
中学3年間で、その子の弱点を強くしていきたい!
って、みんなのこと考えてくれてる先生。
だから、うちの転校に対しても、先生、めっちゃ残念そうに思える。
きっと知念先生は、うちのことも
中学卒業までに、弱点を強いものにしていきたい!
って、思ってくれてたから...
知念先生は、普段から、うちに対して、みんなの前で、もっと発言するようにと仕向けてくれていた。
うちの弱点を見抜いていた。
毎日いつも、授業中やホームルームとかでも、何かと、うちに発言のきっかけを作ろうとしていた。うちにも、いつも、先生のそういうところ、めっちゃ感じていた。
うちの弱点を中学卒業までに逆に強いものにしてやろう!
って、常に考えてくれてた。
それは、うちだけでなくて、みんなそれぞれに対して考えてくれてたから知念先生すごい。
中学最後の日には、色紙に描かれた、みんなのうちへのメッセージ文を先生はうちに渡してくれた。
うちも知念先生と卒業までいっしょに過ごしたかった。
きっと卒業までには、うちの弱点も強いものになってるんだろうな~って。
知念先生といっしょなら、出来そうな気してた。
知念先生は、うちに対して、学校の行事である、離島でのキャンプとかにも、もっともっと積極的に参加するようにと仕向けてくれてたし...
好きなこととか得意なことは、ほっといても、自分で伸ばしていけるから、先生は、弱点を強くすることに目を向けてくれてた。
志伊良さんや美術部のみんなも
「大阪に行っても面白い絵を描いてね」
って言ってくれた。
ここの中学では、毎年夏休みに希望者はロサンゼルスに留学するみたいなんだけど、たぶんみんな3年生っぽいから、うちも行くなら来年なんだな~って思ってた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます