第7話


理事長室へ向かっていると、、、



ドンッと後ろへ飛ばされ、尻もちを着いた。




((痛いな………))



手前の曲がり角から、私より背の高い何者かが急いで曲がってきたため、避けきれずそのまま飛ばされたのだ。



?「――えっ!わりぃ、女の子やん!見ぃひん顔やなぁ~うわ~、吹き飛ばしてもぉたやん、ケガないか?」


と手を差し出され、思わず握り返し起き上がる。


「(関西弁…)」


?「なぁ、聞いとる?大丈夫か?えっと…あんた名前は?」



「他人に名前聞くなら、自分から名乗ったら?」



?「!!―ふふっ…せやな、吹き飛ばして悪かった。俺は、木田 遼馬(キダ リョウマ)や。ココの2年でC組な。よろしく。」



「遼馬…ね。私は水無瀬 珠、今日転入してきたの。理事長室行くから、じゃっ―。」




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