うちの母も毒親でしたが、毒親の子供って、親のことこんなに簡単に憎めないような気がします。だからいつまでも枷になって苦しむ。
この主人公の境遇は同情はできるけれど、自業自得ですね。
親からそういう扱いされて嫌だったなら近しい人に優しくしないと。夏美ちゃんがただただ可哀想です。
作者からの返信
天音さん。
読んでくださって、コメント、オホシサマありがとうございます。
うーん、さすが鋭いですね。親の悪影響って、じわりじわりと本人を侵蝕するもので、本人はそんなに親を客観的に見られるものではありませんよね。だから苦しむ。その点でこの主人公はちょっと分かりすぎかもしれません。
それと、突っ走って抑制が効かなすぎる。夏美さんは本当にかわいそうなことをしました。
ちょっと残酷な話でしたね。
家庭環境が子供に与える影響って大きいですけれど、勉強ができて、優しい女の子がいて、大学に行けると励ましてくれる先生がいて。両親はアレですけれど、才能があるし、まわりの人には恵まれているように感じました。
だから、軽はずみな行為が人生を変えてしまったこと。すごくもったいない。
10代のもやもや、逃げたくなる気持ちはわかります。でも、その代償は大きかったですね。
作者からの返信
そわ香さん。
なるほどそういう捉え方ができますね。
ただ彼の場合、どんなに頑張っても大学に行く金はないし、何か反発精神でいっぱいだったんだと思います。それに、苦痛から逃げたいという強い願望が重なったのではないかと……。
まあ確かに軽はずみな行動で人生棒にふってもったいないですよね。夏美もあまりにも可愛そう。
軽率すぎましたよね。
読んでくださって、コメント、オホシサマ、ありがとうございます。
自暴自棄からの因果応報。
ためらう夏美を乗せて、救いの存在を失い慟哭ですね。
若気の至りというには重いですね。
一生、十字架を背負って生きていかなくてはいかないんですね。
もしかしたら、こういう若者が増えてるのかもと思いました。
作者からの返信
彼が背負う十字架,重いですよね。
今の若者には未来の希望とか、明るい日々とかないですよね。世界を見れば暗く不安定なことばかり、自分の国も希望の持ちようがない、となると、若さをどこにぶつければいいのか。せいぜいゲームがいいところで、虚無的な子も多いかも知れないと思います。
何とか,現状が少しずつでもいい方に向かえばいいのですが。
ハナスさま、いつも読んでいただいて,コメントやオホシサマ、本当に感謝しております。
ありがとうございます。
畳み掛けるような独白に彼の苛立ちとかやるせなさを感じました。
「陽の当たるスポーツに反感を持っている」印象的な比喩です。
でも、代償は自分だけじゃなかった。なんとも皮肉で悲しい、最後のセリフで抉られますね。
作者からの返信
いやあ、まさか柊さんと数十分違いで発表することになるとは思わなかったので、またまた完成度が高く、美しい柊さんの短編とは比較にならない駄文に、穴があったら入りたいくらいの恥ずかしさです。
でも私の内には、最近こうした訳のわからない重いものが渦巻いていて、何か青春モノを、と思って構想を練り始めたら,こんな作品になってしまいました。
まだまだ何か分からないドス黒いものが私の内にありそうですが、今度書くときはもう少しだけ気持ちの良い作品にできればと思った次第です。
自作のコメントの返信だけでも大変でしょうに、読んでいただいて、コメント、オホシサマ、本当にありがとうございます。
主人公の気持ちがリアルに伝わってくるだけに
さいごはつらい気持ちになりました
年齢が高校生、というところが、主人公がそうなるのも無理はないかなっていうのがあってね。
こういうおはなしを読んで救われる人もいるでしょうね
この主人公が代わりにやってくれた、みたいに
作者からの返信
小山らみさま。
さいごはつらい気持ちになりましたか。
高校生ですもんね。まだ若すぎる。無理もないかもしれませんよね。
こう言う話を読んで,主人公が代わりにやってくれた、みたいに救われる人がいたら、それはそれはそれに勝る喜びはありません。
そういう方がいてくださればいいのですが。
読んでいただき、コメントと☆レビューまで、本当にありがとうございます。いつも感謝しております。
考えさせられる作品ですね。
生きることそのものが生きる意味なのではないかと、読んで思いました。
作者からの返信
佐野さん。早速読んでいただき、コメントもありがとうございます。
「生きることそのものが生きる意味」ーう〜ん、最近私も生きる意味が何かと言えばよく分からなくなってしまいまして。
佐野さんのおっしゃる通り、生きること自体に意味がある、と思いながら生きてはいますが、何となく物足りないんですよね。
でも、妻が病気をして、生きたくても生きられない人もいると考えた時、本当に生かされていることはありがたいことだと思ったのも事実です。
小説の本筋から離れてしまいましたが、日々もっと感謝の気持ちを持って生きたいものだと最近思うんです。
オホシサマどうもありがとうございました。
救いようのない若者かもしれない。
他に言葉がなくて。ひとつだけ同意できるのは、こういう女は子供を産むべきじゃないことですね。おそらく、この母も困った親に育てられたんでしょうね。
作者からの返信
早速読んでくださって、コメントもありがとうございます。
そうですね。何があったかは別として、こういう人は子供を作るべきじゃない。
この若者、可哀想すぎますよね。書いていてそう思います。
☆どうもありがとうございます。
編集済
への応援コメント
夏美さんは、唯一無二の大好きな人と興奮の絶頂の中で逝った幸せな人…。
もし死に方を選べるなら、それが良い。そう思ってしまう程に、私は彼女が心底羨ましい。
願わくば…彼も一緒に逝けたなら…もっと良かった。
でもそうじゃなくて、彼が一人残り、一生涯、私への罪の意識で苦しむのも、また素敵かも知れない…。ゾクゾクする。
非難されるかもしれませんが、私はどうしてもそう思ってしまいます。
夏美さんは彼とバイクに乗った事を後悔していない。きっと幸せな最後だった。
彼もまた…。
今は、不幸かも知れない…。
でも生き残った!
だからこの先は分からない。
不幸は人を強く、そして優しく成長させてくれることもあると思います。
きっと彼は長い人生で色んな人と出会い、幸せを見つける。
陰ながらこっそりと、私はそれを願います。
作者からの返信
サヨさん。
ステキなコメントありがとうございます。
そんな見方をしてくださる方がいるとは思いませんでした。
私は、自分で書いておきながら、夏美は幸せとは思いませんでした。若い生をもったいない、可哀想なことをした、と思いながら書きました。
ですからサヨさんのような見方をしてくださる方がいると救われる思いです。
同時に、サヨさんのものの感じ方を、また少し理解できたような気がします。
ポジティブに考えれば、重い十字架を背負いながらもケンジには確かに未来がある。その彼が幸せを見つけることを祈ってくださることに、心から感謝いたします。
読んでいただき、オホシサマもありがとうございました。