第15話 年末の休日
先週から、
休日は正月の準備を行なっています。
稲刈りの時に干しておいた藁で、
正月飾りを作るのが毎年の恒例行事と
なっており、祖父が亡くなった後、
勝手によりが引き継いで行なっている、
ただの趣味です。
道の駅などに出荷しているわけではないので
ひと月かけて、ゆっくり自分の家の分だけを
作るのです。
よく、他所様に写真を見せびらかしては、
うちの分も作ってよ!
玄関飾りなどは1万円を頂いても
割に合わないので絶対に嫌です!
という会話を繰り広げ、
自尊心を高めています。
また、製作中はよく、
大好きだった祖父のことを思い出し
ナイーブな気持ちにもなります。
が、稲刈り後よく晴れた日に
藁を干してよく乾燥させるところから始まる
労力を考慮すれば
買ったほうがずっと安いことは、
言うまでもないことです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます