君のための創作論
雨鳴響
ルールブック
最初期のルールブック
本当に一番最初に意識する基本の文法事項、五項目。
ここは正直読み飛ばしでも良いかもしれない……。
というくらい簡単なルールから行きましょう。
お節介がウザい、と思えば飛ばして良い合図かと思います。
①段落先頭は字下げ
カクヨムにも段落先頭を字下げという機能があるかと思います。
地の文を書く時は字下げを行いましょう。
「逆に会話文は字下げを行ってはいけません」
②……と――は偶数個
三点リーダーとダッシュは偶数個で使いましょう。
…あのね。
……あのね。
本などで上記のものは見たことがないかと思われます。
三点リーダーとダッシュは偶数個で使いましょう。
③括弧の最後は句読点を付けない
「括弧の最後には句読点は付けません」
「なので、このようなものは間違いです。」
と言いたいところなのですが、小学校の教科書などでは括弧の前に句点が付いています。昔の文豪や現在の作家の一部も付けています(ごく一部)。
つまり文法的に間違いではない。
……つまり付けても良いってこと?
というと話は違います。
現在の作家の殆どが付けていないということは、世間ではそれが既に浸透してしまっているということ。つまり、句点の付いた作品を読んだ読者は、あれ、これ何かおかしくない? と思うわけです。
このあれ、何かおかしくない? は天敵です。細かい話はここでは省略しますが、読者は疲れてしまうのです。
なので、昔の文豪みたいな私小説を書くんだとか、リズム感として取り入れたいとかよほどの理由がない限りは避けることをオススメします。
④感嘆符、疑問符の後は一マス空ける
「え! そんなこと初めて知った!」
そんなことを言った私の後輩がおりました。実は文法としてはマイナーに位置するこれらです。
ちなみに感嘆符とはビックリマーク、疑問符とはハテナマークのことです。知らない場合は覚えておくとこの先何かと役に立つかと思います。
話を戻しますが、これらの後には会話文、地の文問わず後ろを一マス空けることが一般的です。
一マス空ける必要がないのは、括弧の直前、文末の二箇所です。
⑤括弧の中は二重括弧
「やっぱり大事だと思う。先輩が言ってた『小説における文法の五項目を守るべき』っていう心は」
会話文の中で更に会話文を使う場合は二重括弧を用います。
あとは、小説などの作品名も二重括弧で表す場合が多いです。
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