びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
アタオカしきさん、私の企画に参加していただいてありがとうございます。
一読して、ううん、と唸りました。一回では掴み切れないので、二回読みましたので、文体・心理・構造・象徴の観点から感想を書かせていただきます。
文体は、オッドアイですね、赤い色の、淡い瞳。暗い色の、青い瞳の祖母と孫?のような二人と、藤色の、白眼の瞳、麦色の、派手やかな瞳の娘ですかね、が登場します。繰り返しで書いているのは意図的なものでしょうが、部分部分に配置され、作品を鮮やかな印象にしています。対比して、主人公が鼻水を食すという、衛生的な意味での汚い行為をすることで、美と醜が対比されていて、読者は感情の起伏を味わう事になります。読者の心を動かすという意味で成功していると思いますね。一方で、父親? の鼻をすする、はやや過剰に感じます。二回ぐらいで十分では。他にも、部屋の冷たさ、祖母のイヤリング、など、小道具的に配置されている言葉があって、雰囲気をミステリアスなものにしています。作者様の意図は測りかねますが、総じて五感の感じる情報の情報の多い作品だと感じました。
心理の面は、ほとんど書かれていない上、それぞれの名前も立場もはっきりしないので、登場人物一人ひとりに入り込むことは残念ながら出来ませんでした。子はチョコが食べたいのか食べたくないのかどっち? みたいな感じですね。
構造的には前後編のような形式ですが、余りつながりを意識はせずに読みました。筋らしい筋はないので、余り気にしなくていいのでしょう。
象徴ですが、文体の部分と重複しますが、幾つかの重要なテーマが書き並べられていて、読者一人ひとりの感性や価値観によって、感じとるもの、考えることは違うでしょうね。私個人は子の日常生活が心配になりましたが、こういう投げ捨てみたいなのも純文学ではよくある事なので、その意味でもこの作品は純文学の作品だと感じます。性格なのでしょうが、私ならもうちょい子を救うきざしだけでも書きますが、それは個人の好き嫌いにすぎないですね。
とても印象に残る素晴らしい作品でした。それでは、これからもお互いに頑張りましょう。
作者からの返信
お時間割いてくださり、心からお礼申し上げます。
これは、失敗作です……
読者がどのように文を情報処理するのかわかってきた今では、このような作品を書くことはありません。もっと、何に着目するべきかわかりやすいものを書くと心に決めております。
読者モデルを自分にした結果の失敗です……
ですが……押韻の部分に着目してくださったのは、とても嬉しいです。重ねてお礼申し上げます。あと……これはうぬぼれです。作品構造と、タイトルが同じ音でひっくり返るところが好きです……お恥ずかしい限りですが……汗
人物たちの内面を伝えきれなかったことについては、己の力量不足に悔しい思いをしております。
また、人物の心に共感しようと読んでくださったのに、それを提供できず申し訳ない気持ちです……
虫を観察するように、だけど正確に人の心が掴めるか?という問いを持った作品でもありましたので……すみません……
創作への意欲を高めてくれるようなお言葉を送ってくださり、改めましてお礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
感覚の描写から伝えさせるドラマが素敵でした。状況が上向きに変わったことを色々なキーワードで表現しているのも面白かったです!
作者からの返信
……以前のご縁時に、そうおっしゃっているものと同じものを感じるものだと思っていました。
たしかに、社会的な状況は上向いてますね。
お時間割いてくださり、心からお礼申し上げます。
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
成り上がり、父親となった少年は、自らの子供に過去の自分を知らず知らずのうちに重ねていた。
過去を振り切ったと思った。だが、違った。
読後の感想として、一つ。文字ではなく、そこに込められた意味でもない。登場人物の追体験をさせることで読者の心に世界を書き、伝える。感服いたしました。
作者からの返信
まさか……社会ステージの推移に着目してくださるなんて……ありがとうございます……心から嬉しいか思います。
意味よりも、共感ベースの物語という構造にもお言葉にしてくださいました……こんな日が来るとは全く想像できず……ようやく、思い描いた想定読者へ届けることができました……
改めまして、厚くお礼申し上げます……
編集済
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
高州です。
断片的な描写と三人称視点てどうにも物語から疎外されたように感じるが、その中に一つだけ共感できる部分がある。
それは鼻水や涙のうまさだ。
他の方の応援コメントの返信で言っていた異食をしているシーンで異食をしたわけではないのだが誰でも一度は味わったことがある絶妙なラインの鼻水や涙をあげ、共感と不快感を両立しているのが良い。
そのたった一つの共感が不気味さを確かにさせます。
時が経ち、登場人物は母子に加えて、妻と子供、そして犬にまでその狂気が溶け込む。
閉ざされていたパンドラの箱が開いたような不気味さを無意識的に感じる。
さらに、先程まで共感していた鼻水のうまさが見事に不快感に裏返ったのだ。男自身は別に不快にはなっていないような描写がされているので、なぜ自分自身が不快になったのかはわからない。この仕組みがわかれば、『局地的正義』の変化する正義の気持ち悪さをより鮮やかに書き切れるのではないかと勝手に感じちゃいました。
また別の不快感ですが、とても参考になります。しかし、貧困の描写がどうにもわかりにくいです。むしろそれがわからないまま奇妙な行動を繰り返し行なっていると言われた方がしっくりくるような気がします。
貧困ゆえの行動としたいのならば、別の角度からも貧困を匂わせたほうがいい気がします。
僕の好みの話になりますが、髪飾りや天井のしみのところで一気に描写が具体的になっていますが、もっと具体的な比喩、単語の羅列だけでなく、場面なども具体的に絞ったようなその比喩を言われて全員が同じ場面を浮かべるようなものすごく具体的なものにするとより、異質さが際立ち支離滅裂度が高くなりもっと面白くなる気がします。
こういう抽象と具体が入り混じった話かつ、嫌悪感を感じられる作品は大好きで見られてよかったです。何回もお手数をおかけしますが、より具体的なフィードバックも送って欲しいです。親切な対応ありがとうございます。
作者からの返信
この作品は、拙作「異世界徴税官」のためだけに書かれたものでありまして、その作品に使われた技術、仕掛け、設計、構造、必要な視点あらゆる全てが機能的に凝縮されたものになっております。
"その中に一つだけ共感できる部分がある"
おや……驚きですね。徴税官は、届けるべき人のためだけに描かれた作品であり、それを換喩しました。共感されづらく、しかし確実にいるというポイントを選ばなければならなかったため、こうなりました。
"男自身は別に不快にはなっていないような描写がされているので、なぜ自分自身が不快になったのかはわからない"
惜しいですね……ですが、その着目は非常に重要です。下層まで作品に接続できています。不快になった理由を追求するより、不快になった、という結果のみを重視すると良いでしょう。
"しかし、貧困の描写がどうにもわかりにくいです"
貧困を伝えることが目的であるなら、今のままではいけません。しかし、信念的推論(自分の観点を完全に排除し、相手の立場だけで景色を見る)が重要である異世界徴税官を表すなら、この程度に留まりました。いやはや。恵まれた生活を送れているようで何よりです。
"異質さが際立ち支離滅裂度が高くなり"
若い方は、その構造を好む傾向があることを把握しております。歳を重ねると、そうではありません。創作とは、受け手と送り手のコミュニケーションです。異世界徴税官が幅広い世代を見据えていることから、歳を重ねた人には秩序立って見え、若い人には無秩序に見える二重構造が表現されています。文字だけ(意味論)で見ると、それはそれはよくわからなくなってしまうでしょう(語用論)。
"嫌悪感を感じられる作品"
私的には……あんまり感じてほしくない感覚です。人をいたぶるショーをわざわざ開いて、顔をしかめる人を探すような倒錯であることはわかっていますが、その人の在り方を根っこから知るには効果的なので……
では、楽しみにお待ちください。
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
文章全体を通して、非常に詳細かつ身体的な描写に徹している点が印象的でした。少年の感じた鼻水や涙の味、 部屋の温度や光の色 、寒さや風の感覚など、五感を伴った描写が多く、読者に極めて具体的な状況認識を与えています。
また、色彩描写で、登場人物の感情を表しているのがハイセンスでした。
心理描写と部屋の温度が同期しているのも、読者に感覚をよく伝えられていると感じました。
散文調で書かれている点も、リアルで親密な日常の空気感を感じられました。
詳しく描写する箇所(瞳の色など)とあまり詳しく描写していない箇所の差が激しく、作者様のこだわりを感じられてとてもよい作品だと思いました。
「天井に茶色いしみがあった。少年の瞳に鏡のように反射するのは、小さく割れた板チョコレート。 」
「 赤い色の、淡い瞳。暗い色の、青い瞳。 小さく赤い宝石の耳飾りが、耳できらめいた。色褪せ、赤珊瑚あかさんご色へと変じている。 」
特にこの二つの表現が、登場人物の心情や関係性をさりげなく浮かび上がらせていて、とても印象に残りました。
作者からの返信
"文章全体を通して、非常に詳細かつ身体的な描写に徹している点が印象的でした"
"五感を伴った描写が多く"
"色彩描写で、登場人物の感情を表している"
"心理描写と部屋の温度が同期しているのも"
これは拙作、異世界徴税にて用いられている技術と着目すべき点の誘導、という作品説明とためだけに作られた作品でして、しかし、そのためにこの作品は意味がわからない、というフィートバックが非常に多く、ターゲティング読者の存在がありえないものである可能性が高い……と、肩を落としていたのですが……そうですか……受け取ってくださるのですね……ありがとうございます。
"詳しく描写する箇所(瞳の色など)とあまり詳しく描写していない箇所の差が激しく、作者様のこだわり"
作中において、何が起こっているのかを理解するための助けになるものは、着目してもらえるよう気を使いました。特に重要な目の描写は、押韻をすることでさらに他の箇所よりも強調しています。
"特にこの二つの表現が、登場人物の心情や関係性をさりげなく浮かび上がらせていて"
こちらまで……私は、作品を描く目的のために、あなた様のように受け取る人と、受け取るための受容がない人の違いを解明しなければなりません……なぜ、こうも、私と対話することができるのでしょうか……?私の企画の設計では、私が何も言わずとも企画へ参加できる人はこのような作品を満遍なく受け取れる、と思っていたのですが……誤りなのでしょうか。
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
こんにちわ。
短編からと思って読み始めました。
色の描写がとても上手だと感じました。
赤い色の、淡い瞳。暗い色の、青い瞳。
赤珊瑚色
藤ふじ色の、艶あでやかな瞳。麦色の、派手やかな瞳。
こういった色の表現がとてもきれいで鮮やかです。
私にはあまり出来ない表現なのでいいなと思いました。
なので余計に鼻水のシーンが目立つというかなんというか。
文学的な物は私にはあまりよく分かりませんが、読者の脳裏にいかに鮮やかなイメージが浮かぶのかを、私は注意して書くようにしています。
私には難しくて内容がよく分かりませんでした。
どうせなら、内容はともかく、今誰が何をして、どんな状態なのかを伝えていただけたら、もっと面白いのではないかと感じました。
作者からの返信
お時間割いてくださり、ありがとうございます……!
目の描写は、物語の理解に必要な要素であるため着目してもらえるよう工夫したところです。遺伝が関わりつつも単純に綺麗な目、という意味、それを重要な要素として惹きつけるには……と考えていたことを覚えています。ちなみに……押韻されているんです、目の描写のところ。こだわりポイントです。
"余計に鼻水のシーンが目立つというかなんというか"
もう誰も気付かないのでこれから作品のネタバレをしていく方針に切り替えました。家に食べるものがないから空腹を少しでも紛らわせよう、人がストレスを感じると異食(ティッシュや雑草)をすることがあるので、それを示唆しています。家庭環境の悪さと貧困のアイコンです。それも時間が経って、だから鼻水がびか(美化、鼻下)で乾びるわけです。
"今誰が何をして、どんな状態なのかを伝えていただけたら、もっと面白いのではないかと感じました"
脳科学的な観点から、説明があっても実生活で活用できない、であればこの説明がない状態で満遍なく理解できる読者を発見して、どうにか私の作品から学んだもらおう、という試みが当時ありました。
今でこそ面白さに挑戦しておりますが、面白さのことは全く考える余裕がありませんでしたね……
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
自主企画へのご参加、ありがとうございました。ある親子が時が経ち変わった家族の姿とお見受けしました。息子のその息子も似た行動をするというのは覚えがあります。
作者からの返信
お時間割いてくださり、ありがとうございます。
お気遣いさせてしまいました……
子供と親の関係を捉えてくださったのですね。でしたら、チョコを嫌がった子供の親が誰なのかまで、伝わってるいるのなら大変嬉しく思います。
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
描写に凝っているな、と感じました。
内容は難しくて…なんとコメントしたらいいか分かりません。ごめんなさい。
二度読んだけれど、完全に理解することは出来なかったです。難しいし、奥が深いと思います。
読みやすいし、面白いので、もっと続いて欲しかったです。
作者からの返信
お気遣いさせてしまいすみません
こちらは、拙作、異世界徴税官のためだけに書かれたガイドラインであり、そして気軽に訪れた方のために抜き出したものです
やはり……難しいですか。その原因は、他者理解にあります。そう設計しました。
難しいと言われるたび、さみしく感じてしまいます。他のコメントにも返している通り、しかしそれでよいのです。知識と経験、それが今読んだ時よりも積み重なっていれば、いずれわかるようになる日が来ます。
ありがとうございます
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
最初の鼻水の描写に関してですが、読むのを止める人たくさん居そうだな、と思いました。
ここで、先を読める人と読めない人でアタオカしきさんの世界へ入れるか、入れないか選別されると思います。
>赤い色の、淡い瞳。暗い色の、青い瞳
繰り返されるこの言葉は、言葉の意味がチグハグな感じがして、句読点を含めてザワザワさせるには良い効果だと思いました。
ただ、ここに比べると他の瞳の色の表現が少し軽いかな、と感じました。
『異世界徴税官』の登場人物の特性なのだとしたら、ちょっと面白いな、と思います。
私が個人的に好きなところは『どす黒く』なる目です。なぜに、こんな些細なことで、そこまで黒くなるのか気になるところです。
文学的な感想でなくてすみません。
作者からの返信
お気遣いありがとうございます。
そのためにこの短編を長編作品から抜き出しました。
いえいえ、それも文学です。まず定義が明確に浸透していない、と言う点も全ての拙作が挑むことです。
ご存知のとおり、これは異世界徴税官のガイドラインのためだけに書かれたものです。向こうで使われているレトリック、仕掛けがぎゅっと圧縮的に詰まっています。
多くのあなた様の疑問は、すでに想定済み、コメント欄にその一部があるでしょう。今までになかった部分だけ軽くお話しさせてください。
鋭いですね。物語へ深く入り込むべきではない人のために、そういったものを配置しています。そして物語が示唆する考え方は、全ての人に届いてはならない論理構造があります。心地の良いものだけが欲しい時が多いと思います。脳の仕組みから考えても、そうです。私は全ての人を想定し、多層的に作っています。
瞳の違和感は、他の人にお話しいたしました。鋭いですね。表現の緩急が、着目すべきところを意味しています。
他者理解ができる、もしくは彼と同じ経験と知識、考えがあれば、わかるようになっています。
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
カクヨムで文学を読むのはこれがはじめてになります。
文学は映像化できてはダメ、そういう派閥は心理描写を直接書くことを好みますが、この作品はあくまで動きでそれを表現しようとしているこだわりを感じました。
作者からの返信
お時間割いてくださり、ありがとうございます。
そのコメントの文字数に反して、ぎゅっっっっっっと凝縮された情報が詰まっていらっしゃいますね。あなた様の疑問にお答えします。その通りです。
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
すみません。同じく全然分かりませんでした。。
ですが返信されていた以下の内容があったので、納得です。
>この短編は、拙作、異世界徴税官のためだけに書かれた短編です。
一文一文が詩的で文学的で雰囲気があり面白いですね。
ところで「押韻もできるようになれば」と自分の作品にコメントを頂いたのですが、ググったところどのような小説にそういったことが描かれているのか例が探せませんでした。漢文ならあるようですが……。もし良かったら何か有名作品などを例えて教えていただくと分かりやすいです。。。
作者からの返信
わからない。今はそうかもしれませんがそれで良いのです。人生経験、他者理解が深まれば、自ずとわかるようになります。わからなくても良いことだってあります
詩的に見えるのは、きっと結果なのでしょう。伝えたいこと、それが意味することを象徴的に、具体的に、抽象的に、多層的であるがためにそうなっているのかなと
押韻とは、韻を踏む、という意味で、韻の踏み方はいくつかあります。mummy-D というラッパーの音韻学的なセンスは抜群ですので、ご興味惹かれましたら、その方の名前と、言語学で調べてみてください。言語学的に超技巧な歌もあります
この短編では、目の描写で使われています
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
こんにちは、アタオカしき様。恵一津王です。
とりあえず短編の作品から軽く読ませていただきました。短いですがかなり時間がかかりました。言葉の選択に結構悩んだ痕跡があるようです。私も最初はなぜ鼻水?って感じだったんですが、前半と後半の等値を気にして咀嚼するとなかなかうまい素材の選択だったと思います。子供が大人になって、またその子供の繰り返しを示すのにいい描写でした。電気がLEDとなって、部屋の寒さに鳥肌が立つのが少年から男になったのも興味深い書き方でした。
読みながらいろいろお勉強になりました。ありがとうございます。
作者からの返信
重ね重ね、お手数おかけしてしまい申し訳ない
さすがです。対比的であること、前半の少年は、後半の男であること、鼻水が多層的であることが何を意味しているのか、なぜに踏み込んでくださり、非常に嬉しく思います
余談ですが、誤字はどこにもありませんよ
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
はじめまして。コメント失礼します。
私の拙作にお立ち寄りくださり、ありがとうございました。
前半を読んで勝手に抱いていた思いと、後半を読んだ後では思ったことがいくつか違ってたことが衝撃でした。しかしながら、すみません、最後までちゃんと意味は分かりませんでした。最期の「部屋の冷たさに、鳥肌が立った」のが少年と男の両方であるところなど。
一部、詩のように感じるところも、今まで読んできた小説と違っていて、リズミカルに繰り返すような言葉が散りばめられている、そんな雰囲気が好きです。
作者からの返信
お気遣いさせてしまい申し訳ありません。ですが、喜びに震えております。
この短編は、拙作、異世界徴税官のためだけに書かれた短編です。そのため、異世界徴税官の要素が超圧縮的に表現されているので、前提を知らないままだと難易度が高いでしょう。これは、実際にそこにいる透明な第三者目線です
しかし、数学の問題において、定理や公式、問題の傾向、などを押さえれば解くことができるように、この短編も、定められた基準でもって作られております
知らずともわかる人にはわかりますが、しかしそうでない人のためにヒントは、語彙、単語、リズム、韻、構造、あらゆるところにあります
人生経験、または考えの変化、もしくは、他者理解、これらが今持つものと変われば、いつかわかる日が来るでしょう。
にもかかわらず、わからなくとも良いのです。それが人という生き物でしょう
あなた様はご慧眼をお持ちです。対比の構造、詩的であること、リズムを感じているところ。なぜ、の答えを探せば、必ずや理解できる時がありますよ
編集済
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
コメント失礼します。
すみません。正直に言ってしまうと、何を言いたいのかがよくわからず…
ですが、何回か出てきた〈赤い色の、淡い瞳、暗い色の、青い瞳。〉というような描写がとても僕は好きでした。淡々と時間が経過し、紡がれているような。それでいてしっかりと目の前では物語が進行している感じが心地よかったです。
作者からの返信
素直なご感想、ありがとうございます。完璧な読書体験をされたようですね、と言いたくなるほど、拙作へ向き合ってくださったことがうかがえます。
わからなくてもよいのです。
なぜわからなかったのかが重要です。
あなた様の着目した目の描写は、この短編を読み解く上で重要なものです。韻、リズムの整いが崩れる箇所があるでしょう。どう重要なのかは、まだ難しいことだと思いますが、センスを感じさせるような着眼点です。
今この短編でわからないことが、10年後にわかる日が来るでしょう。まだわからないことがあれば、それはある基準でもって、10年前と変わっていないということです。しかしまったくそれでよいのです
人の心がわかるようになった時、この短編はまた景色が違って見えるでしょう
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
ベリーハード企画より参りました。
ごめんなさい。ちょっと話の内容が難しく、この話を通しての真意が読み取れませんでした。
ので率直な感想としてはこれだけの文章力がありながら、なぜ鼻水を選んだのか?です。
叙述的な仕掛けがあるのだろうとは思いますが、そちらより鼻水への嫌悪感が勝ります。タイトルも然り。
何というか見た目は食欲をなくす料理なのにいざ食べてみたらうまかった。何の食材を使っているかはよくわからない。みたいな状態です。
もし、多くの読者を惹きつけたいというのであれば、まず食材を変えてみるのはいかがでしょうか。
私の尊敬する東野圭吾氏は多くの小説を手がけ、色んな題材で本を描いてますが鼻水はありませんでした。
そういう意味では時代の先駆けかもしれません。
ご参考までに。
作者からの返信
わざわざお時間割いてくださり、深くお礼申し上げます!読者の時間を今取れないため、先に返信だけさせてください!
拙作に、心から向き合ってくださり嬉しく思います!作品の見方の説明はボケの解説みたいで白々しいですが、そこまで読み解けているのなら、あなた様ならできるのでは!と期待に胸が膨らむゆえです!
この難しさの所在は、たとえでおっしゃっている通り他者理解にあります。もともとは、現在連載中の作品のガイドラインのためだけに、そのテーマやそのギミック、その描写の意図を圧縮的要約で描いている短編でした。その前提踏まえておくと、喉を通る飲み込み具合がべたべたどろどろから、どろっするするっどろべたっ、になると思います!
この作品は主観的に見ると不快になものです。能動的な方は、なぜ不快になるかに踏み込み、この短編の解のひとつを得ることができるようになってます。ギミックも、あくまでそのヒントです。なくても読み解けます。ただのおまけ。そんなに、こだわりのリソースは割いてません
それにしても、ほれぼれしてしまうような的確なたとえですね!そのたとえに乗っかると、なぜこの食材を使うのか、なぜその味なのか、作り手との対話、文学的な読み方をわかりやすく意識させられるものとして作りました!
多くの人が惹きつけられる作品を商業的に書くのが彼らの役割なら、私はより本質的で根源的なものを形にするというのが私の役割です。この短編だとそのテーマは隠れているように見えますけどね!
最後に、この短編に限らず私の描くものは、階層的で、ひとつの答えが階層それぞれにあり、拒否することも設計に含まれています
それでは!ありがとうございました!
編集済
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
企画に参加して下さり誠にありがとうございます。
まず僕は、機動戦士ガンダム閃光のハサウェイのギギ・アンダルシアが大好きだと表明しておきましょう(笑)ギギと際どい会話を楽しむためなら、マフティーになってもいい! 作品としても閃ハサは数あるガンダムシリーズの中でも最上位に来るくらい好きです。
この作品に関しては、そうですね……意味がわかると怖い系の作品かな?と推察しておきます💦
作者からの返信
先にお時間使わせてしまって申し訳ないです……ですがありがとうございます
ガンダムシリーズのお話があったので、この短編と結びつけてお話させてください
ガンダムが相互理解をテーマとしているなら、全ての拙作は、他者理解をテーマのひとつとしています。これがあらゆる出来事を理解する大きなヒントになります
相互理解と異なるのは、一方的に相手をこちらが理解している、という状況がよく起こるということです
確かにこの短編は、あの映画の会話を初見で理解できなければ敷居が高いように思えます
しかし、人生経験、知識、これらがこの短編見た当時と異なるなら、違って見える作りになってます
もし何が起こっていたのか分かる日が来るのなら、心から嬉しく思います
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
シンプルな短編ですね。
叙述的でありながら、前後で仕掛けを施すというのは面白かったです。
見方や視点を変えれば見えてくる映像すら変わってくるというのは面白いですね。
作者からの返信
わざわざお時間割いてくださりありがとうございます!
疲れるような作りだったと思いますが、現実と同じような見方と視点を持ってくださって嬉しいです!
びかのはなみず びかでからびるへの応援コメント
文芸部へのご参加、ありがとうございます。
貧困の影が忍び寄る「過去」の凍える部屋から、暖房が効き豊かさを手に入れた「現在」の部屋へ。時を隔てた二つの光景のなかに、変わらない業(ごう)や癖が遺伝していく様子が描かれ、人間の血の因果のようなものを突きつけられる、極めて濃厚な読書体験でした。
■ 全体を読んでの感想
前半の「ティッシュに塩をかけてすする」というショッキングな描写が、後半の豊かな家庭での息子の行動、そして父親(かつての少年)の「おいしくないからやめろよ」という言葉によって見事に回収されるプロットの切れ味に息を呑みました。
かつて自分を抱きしめて泣いた母親(いまは白髪の祖母)の耳に光る、赤から赤珊瑚色へと色褪せた耳飾り。そして、ラストの「部屋の冷たさに、男は鳥肌が立った」という一文。どんなに部屋を暖め、仕立ての良い服を着てチョコレートを買えるようになっても、男の肉体と魂の芯には、あの幼少期の「冷たさ」が呪縛のように刻まれ続けている。少なくとも自分にはそのように受け取れて、その消えない寒気の描写に心を刺されるような感覚がありました。
■ お題「省略法」の活用について
本作では、テーマである「省略法」が、語られない「歳月の重み」と、登場人物たちの「隠された記憶」を際立たせるための、これ以上ないほど雄弁な余白として機能していますね。
・【前半と後半を繋ぐ『劇的な歳月』の省略】
極貧の部屋にいた少年が、どのようにして大人になり、妻を娶り、豊かな家庭を築くに至ったかという、数十年間におよぶ人生のプロセスがあえて一切語られず「省略」されています。この大胆な引き算があるからこそ、劇的に変わった「環境(LEDや暖房)」と、全く変わらない「鼻水をすする癖、目の色、耳飾り」というディテールの共通点が、読者の脳内でダイナミックに結びつき、血の連続性を強く印象付けていると思いました。
・【父親の胸の内にある『過去の告白』の省略】
現在のシーンにおいて、父親(男)は自分の息子がティッシュを吸う姿を見て、かつての自分や母親との記憶(塩の味、チョコレートのシミ、母親の涙)を思い出したはずです。しかし、その内省や感傷は一切言葉にされず「省略」されています。ただ「目をどす黒くし、ぎゅっと瞑る」という肉体の反応だけで語る。この引き算の表現が、男が過去を胸の奥底へ固く封印して生きていることを物語っており、見事な余白となっていると感じました。
■ 最後に
省略法という技法を、語り尽くせない「家族の歴史」を読者の想像力の中に引きずり込むための、底知れない行間として使いこなされた素晴らしい名作をありがとうございました。
そしてこの作品には、それ以外の技法もたくさん盛り込まれていますね。
また部室にて、レトリック盛りだくさんの作品に出会えるのを楽しみにしております。
作者からの返信
お時間割いてくださり、ありがとうございます。
普通の人間だと出てこない論理構造がいくつか見えます。
ある程度作品に接続なさってくださり、重ねて深くお礼申し上げます。
作品の性質を伝えるために、分かりやすい説明として名前をつけるしかない、ということはわかっております。
ですが、全ての読み手、受け手が、作品が描くことを余すことなく、作り手とのコミュニケーションによって、会話と同じように成立することを願っております。