貸しスペース

 これは肝心の物が何だったかを忘れてしまった話なんですが知人が彼氏から何か物をもらったんです。


でもそれが彼女の家の広さに対して少しだけ邪魔で片付けるまでの数日の間、スペースを貸してる人にアプリ経由で取ったそうで。

そのアプリはレンタル倉庫というよりは短い時間なら数時間から物を置けるサービスで貸主は使わないスペースを貸し出してお金になって、借主はレンタル倉庫を契約するよりは安く使えてラッキー!みたいなものみたいで。


二泊三日で予約して、その物を一軒家の一階の貸し出されているスペースに預けて帰ったんです、その日は。

そしたら次の日にスペースの貸主から連絡が来ましてね。

「二泊三日の予約だったけど荷物を引き上げてほしい」って言うんですよ。

急病とかのっぴきならない事情なのかな?とその家に行ったらスペースの貸主の方がいて言うんです。


「貴方の荷物、生き物でしょう?私は二階に住んでるけど夜中、すごくうるさかったのよ。ドタドタして」

そんな話。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る