僕"時間停止"ができるんだが、ナニをする?

モッチモチ月

第1話 プロローグ

"あと1つ!あと1つ!ワァーー!"


スタンドからの声援が落胆の声に変わった。


「また"あの日"の夢か」


夢を見ていた、僕が"イップス"になった日の夢だ。


"あの日"から10年、僕は旅人として世界を旅していた。


僕は今、"自由の国"にいる。


「街に出よう」


僕はこの国が好きだ臆病でちっぽけな僕を肯定してくれるこの国が。


ダウンタウンに夕陽が差し僕を照らす。


「あぁ、きれいだ」


口ずさんでは見たものの僕の心は動かない。


"あの日"から時が止まったように......


「よし、今日はハンバーガーとピザにしよう」


そう言って一歩踏み出したその瞬間、目の前の男が銃を取り出し銃声が響いた。


夕陽が沈んだ。


「あぁもう一度投げたかったなぁ」


フドウタイシは倒れた......


目の前が真っ暗になった......

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