第41話 夜の始まり

「シュ、遊びすぎじゃ」

「シンユェおばあ様!」


屋根上から登場とは元気なおばあさんだな、しかし名前が聞き慣れない発音だな、この世界の言葉だろうか?。


「あなた達誰なの!?」

「そうじゃな、この依頼で来た暗殺者って所じゃな」

「私達と同じ依頼⋯でも暗殺者が自ら名乗って良いのかしら?」

「関係ないじゃろ?死人に口なし、お主ら全員殺せば済む話じゃろ」

「オリバー、ノルマ、推定AかSよ、気をつけなさい」

「突然で意味は分からないがビリビリするこの感じ⋯バベルの塔以来だな」

「了解だよ、鳥さん達には作戦継続して貰うよ」

「僕も一応変身はしておく」

「シュは離れてな、熱くなった事に関しては後で仕置じゃ」

「⋯はい、おばあ様」


さて、ミーア達が強いと感じるって事はそれ程強いって事だ、一体どんな能力何だ?。


「ふっ」

「なっ!はや!」

「『肉体強化』!!」

「【太極拳】」

「くはぁ!」


ミーアとシンユェの間に一瞬にしてオリバーが割り込んだが、吹き飛ばされ、ボロいとは言え家一件が丸ごと崩落する、肘でお腹辺りを突いたのは分かったがそれ以上は分からない、やばいぞあのばあさん!。

しかし太極拳って地球の、それも海外で使われていた拳法じゃないか?。


「あの男、頑丈だねぇ、いいサンドバッグになりそうじゃ」

「『爆破』!」

「流れの型」


水の様にすり抜けてミーアの横の足元に行き、シンユェはそのままの勢いで脚払いをして倒れた所に掌底を脇腹に入れた。


「なかなかあの娘反応は良いようだね」

「危なかったわ⋯」

「爆発する系の能力だねぇ、それを使って寸前で回避したんだろう?当たればあの世に行けたんじゃが」

「太極拳ってのが能力なのね!厄介だわ!」

「さてそれはどうじゃろな?」

「あ、派手にやってるよ、またあの婆さん」

「そうですなぁ、おぼっちゃま」

「銀風か、後は老いぼれ爺さんさんじゃないかねぇ、久しぶりじゃな」

「いつつ、ってミーア何かやばくね?」

「ええ⋯嫌になるわ⋯推定Aランク以上が増えた、要するに格上が三人になったわ、やってらない無い⋯しかも一人は子供⋯」


僕は置いてけぼりだが、やばいのが増えたって事だろう、この世界はやばいのぽんぽん出てき過ぎじゃないか?。


「ばぁさんは元気そうだな、なぁじいや」

「えぇ、元気が有り余りすぎてはやく天へ還れば宜しいかと」

「相変わらず言ってくれるね、はやくシュに躾をしなきゃいけないんじゃが、今日ここで二人の命を輪廻に送るのも悪くは無いねぇ」

「よし、皆んな準備はいい?」

「ああ」


さて、こんな時僕たちがやる事は?。


「『風砂』」

「【太極拳】山崩し」

「逃げろぉ!!」「逃げるわよ!!」


皆んな全速力で後ろも見ずに走って逃げる、次の瞬間後方からとてつもない風圧と衝撃波で僕たちは吹き飛ばされた。


「いてて」

「メイシアちゃんごめんなさい!」

「大丈夫、僕は頑丈だから」


間一髪の所で、何とか逃げきれたようだ、僕は来た方向を振り返って見ると。


「うそだよね?」


先程まで居た場所はちょっとしたクレーターになって居たのだ、アイツらはやばい⋯。


「あの三人まだ戦ってるぽいし今のうちに私達は賞金の為に動くわよ!」

「流石ミーアだな」

「流石って何?あんなのおじけずいて居るようじゃ、情報は手に入らないわ!」

「ああ、だな!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る