第32話 お花摘みに行こう

ゴードンが落ち着いたので、色々と話したがこの世界において性の色々はまだまだらしい、正直僕も分からないけど。


「また時間がある時にお話しましょ!」

「はい!」

「さて、私達どうしようね」

「うん」

「おー!前にお店来てくれたお二人さんだっぺ!」

「あ!店長さん!」

「今日は満月の日になりそうだっぺな!良かったらよ、満月花げっか摂ってきて貰えねぇだべ?冒険者と見込んでよ、報酬は満月花のスープを作って見せるっぺ!」

「満月花って何なの?」

「ここの住人が生きていく為に必要な摂取物の一つだっぺ、普通の人なら肌がつやつやになるだよ!」

「よし!手伝うわ!」


そこまでの物なのか?僕はこの身体になってからすべすべもちもちで男の身体のガサガサ感が無いのでとても気に入ってるが、それを維持したいって事なのだろう。


「満月花は深夜にさくだっぺ、夜になったら店まで来て欲しいだ」

「分かったは店長!」

「よろしくだっぺ!」



ミーアと宿に戻り準備をしてから店長の店に向かう事になった、オリバーとノルマは連れてかないで僕達だけで行くらしい。

変身指輪もちゃんとつけておこう、薬指はミーアから駄目と言われてるので人差し指につけるようにしている。


「店長さん!こんばんは!準備出来たわよ!」

「じゃあ行くっペ!目的地はあの森の向こうにあるだ!」


森に入ったが地面からは花が咲いていて、踏んでも直ぐに元に戻る不思議な場所だ、暗いので視界が悪く僕達は大変だが、店長さんがランプを持って行き先を示してくれているので何とか進めている。


「花の下にバプディズムが居たら直ぐに攻撃して欲しいだ、黒い角が二本がある虫だっぺ、角で挟まれたら水の中に落とされた様な凄まじい苦しさがあるっぺ、あれは二度とやられたくは無いだ」

「⋯一応変身して置くか」


意思を込めるつもりで指輪に意識を集中すると光と共に僕の服が変わった、メイド服ってスカートだからスースーしそうだけど意外とそうでもないだよな、ただ防御力はある意味低い、君も防御力が低いの意味は履けば分かるさって僕は誰に言ってるんだ?。


「びっくりしたっぺ!」

「あ、急に変身してごめんなさい」

「やっぱりこのメイド服スカート短いわよね、もうちょっと長くできないかしら、男の視線から身を守る為に」

「いいだっぺ、その服凄いだな、微力の月の光が反射して光って見えるだ、バプディズムが狙って来そうだから気を付けるだよって来ただ!娘っこの後ろだ!」


全然見えないが⋯何かニーハイソックスの上から圧力があるような?。


「噛まれてるだっぺよ!」

「あ、ほんとだ」


顎で噛みつかれて居たので取って見ると、あれ?これクワガタじゃん。


「きゃぁぁ!!気持ち悪い!メイシアちゃん!ぺいしてぺい!」

「娘っこ何も無いだか?どうなってるんだっぺ!それよりその気持ち悪いやつはやく潰すだ!」

「え?」


これ気持ち悪いの?黒光りしてるだけでただのクワガタなんだけど?子供の頃好きだったんだけどな、とりあえず向こうに放り投げよ。


「『爆破』ぁぁぁ!!」

「ナイスだっペ!」

「大丈夫だった?メイシアちゃん!」

「え、うん」


クワガタよさよなら⋯それよりミーアが急に爆破使うからびっくりし過ぎてちょっとちびっちゃったかも⋯この身体だと男の時より我慢出来ないから⋯トイレ行きたい⋯。


「ミーアちょっと⋯」

「どうしたの?メイシアちゃん」

「トイレ行きたい⋯」

「あら、店長さん!お花摘み行ってくるわね!」

「分かったっぺ!」


お花摘みに来てお花摘みに行く羽目に⋯何で⋯。

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