第23話 我欲果てに禁忌と愛を 中編
俺は充実した日々を送っていた、親友ハンクがバベルの塔所属仲間で出来た、俺達は良く飲みに行くし、研究の話を良くしていた。
「ジェイク、アンナとはどうなんだ?」
「まだ友達止まりだなー」
「そうか、好きなんだろ?告っちまえよー」
「俺から言うのも恥ずかしくてな」
「今度ご飯に誘って見たらどうだ?」
「ありがとなハンク、お前は唯一無二の親友だ」
「本当酔うとしんみり系だよな!お前!ほらほら飲め飲め!」
俺はハンクの助言でアンナをご飯に誘う事にした、アンナの事になるとイケイケが出来ないのは前世から恋愛経験が無いからだろう、考えていて悲しくなるが、二次元で勉強した知識を使えば何とかなるんじゃないのか!?そう考えてアンナに声をかけれるよう頭の中で想像してみる。
「よーし!声をかけるぞ!」
「あら、ジェイクさんこんにちは」
「ジェ、ジェイクです!」
「えぇ」
初手からテンパってしまったぁあ!!合同研究の時は緊張しないのに!落ち着け俺!。
「そ、そのー!」
「どうかしましたか?」
「こ、今度のやしゅ、あ、休みの日って!」
「空いてますよ」
「そ、そうですよねぇ!空いて!え?」
「空いてますよー」
「おぅ⋯神よ⋯」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です!食事しに行きましょう!夕方でどうですか!?」
色々と言葉がおかしい感じにはなってしまったが、何とか伝える事は伝えられた、あーあそこ言葉言わなきゃ良かったかな⋯もう少しちゃんと話せたらな⋯後悔しても仕方ないのは分かるがどうしても気になってしまう。
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デート当日の夕方
勿論一睡も出来なかったぜ!髭どうだ?決まってるか?髪の毛は⋯クソっ!心配事だらけだ⋯。
「ジェイクさん、こんばんは」
「おっ、あっ、可愛い⋯」
「ありがとうございます、ふふっ」
仕事中は俺の方が立場が上なのであんまり敬語は使わないが変だと思われてないか?可愛いとか言ってしまったが失礼じゃなかっただろうか。
「レストランとか久しぶりだな」
「研究室だとカップ麺ばかりですものね」
「冒険者向けは高い値段で販売してるがバベルの塔研究員には安く提供してるからあればっかりになりがちだな」
「研究のテンションだと敬語じゃないんですね」
「いやーあのその」
「とりあえず何食べましょうかー」
いつも通りのテンションで話せたら良かったんだろうが、どうしたらいいんだ!。
「ジェイクさんはお好きな女性の方とかいらっしゃるんですか?」
「俺?俺は居ないですよ」
「そうなんですか?私はバベルの塔所属になってから好きな人が出来たんです」
「え?」
アンナさんが好きな人が居るって!?まさかハンクか?クソっ!候補が多すぎる⋯、誰なんだ!。
「ここの赤ワイン美味しいらしいですよ」
「そう何ですか」
「ジェイクさんはお酒飲まれますか?」
「多少なら」
本当はめちゃくちゃ弱いがアンナさんからの誘いなら断る訳には行かない!。
「かんぱーい」
「乾杯」
「美味しいですね」
「ああ」
少し話してるうちに酔いが回って来てしまった⋯クラクラする⋯。
「ジェイクさん大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫⋯」
「かなりお酒弱いんですね、言ってくださればいいのに」
「い、いは、だいじょぶですふ」
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「ん?」
「あら、起きました?」
「ここは」
「私の部屋ですよ、バベルの塔から貸し出しされてる」
「ああ」
「まさかあんなにお酒弱いとは思いませんでしよー」
「赤ワインは回りやすかったみたいです」
緊張して心臓バクバクだったので血行が良くなりすぎていつもより周りが速かったみたいだ⋯、最悪だ⋯アンナさんに迷惑かけるとは。
「俺何かを、ありがとうございます」
「全く⋯私の家に来た初めての方がジェイクさんになるとは⋯」
「酔いが覚めたし俺はもう帰りますね」
「本当に帰っちゃうですか?」
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