一章 我欲果てに禁忌と愛を 第13話 錬金術師の塔バベル
「見えてきたな」
雲で塔の上が見えなくなるほどの高さ、どうやって建築したのが分からない程の高さだ。
「疲れた〜」
「ようこそバベルへ、ようこそバベルへ」
「相変わらずこの人形動いてるのね」
「塔の中にとりあえず入ろう」
中へ入ると人で混雑していた、色々なショップがあり、イメージはデパートや百貨店の様だ。
「久しぶりだけど毎回お店が違って新鮮だよね」
「とりあえず二階の冒険者協会行こうぜ」
「そうだねー!メイク用品は後で見に行こー」
うーん、何か見られてる気がするな、ここに入った時からだろうか?。
「階段登って直ぐ出たとこだな、お、あれだ」
「冒険者協会へようこそ!」
「クエストで来たんだが」
「お待ちしておりました!Bランクパーティー光輝殺し様、ホムンクルスの護送ありがとうございました、報酬は振り込んで置きますので」
「メイシアって名前があるの!ちゃんと呼んであげて!」
「承知致しました、ではメイシアさん、こちらへ」
「ああ、ミーアまた後で」
「絶対だよ!」
元々は僕の扱いはホムンクルスという、博士へのただの手ががりであり創り出された生物だ、対応が雑なのは仕方ない事なのかもしれない。
「どうぞこちらへ」
「乗れば良いのかな」
「はい、では」
エレベーターぽかったので普通に入ってしまった、普通なら戸惑うはずなのに、見られてなければいいが、しかし一人になると意外と寂しいもんだな⋯。
「どうぞこちらへ」
チーンという音とともに扉が開くと先程の受付嬢さんがいた、あれ?どうなってるんだ?。
「どうぞこちらへ」
「分かった」
エレベーターから降りて受付嬢について行くと下とは違う世界が広がっていた、白衣来た人達が慌ただしくしている、雰囲気は研究所って感じだろうか。
「あれが噂のホムンクルス?解体したい♡」
「ダメだよ、プレス機を使って耐久力テストが先だ」
「女性の部分はちゃんと出来てるのか?確認してみたい」
「新兵器の稼働テストにあのホムンクルス使わせて貰えないかな〜」
まともな人が居ない⋯僕は生きて帰れるかな⋯。
「良く来たね、ホムンクルス、いやメイシアと言った方がいいかな」
「第一層研究所長!お疲れ様です!」
「皆は静かにね、各自研究を進めるように」
「自己紹介が遅れたね、私の名前はマール、第一層研究所長とバベルの冒険者協会のマスターを務めているものだ」
まさかのお偉いさんが女の人だとは思わなかったが、第一層?他にもあるって事か?。
「僕は何で呼ばれたの」
「まあ歩きながら話そう、知性はかなりあるんだね、博士ミリオネアは遂に完成させてしまったんだね」
「はぁ」
「要するにだね、君は禁忌の産物なんだよね、博士ミリオネアは我らがバベルの重要な研究から器具まで色々と持って行ってしまってね、その中に古代錬金術師が作ったとされるね、ホムンクルス製造機があったんだよね」
「博士は何故盗む様な事を?」
「自分に都合のいい性処理機が欲しかったって所じゃないか?それともまあ予想で話すのはやめるよ、さぁここに入って」
「はい」
「人の願望は計り知れないからね、君身体は丈夫かい?」
「空島から落ちても怪我が無いとは聞いた」
「でかい胸に頑丈な身体、美形の顔に、低身長金髪、ミリオネアの性癖だろうね、妻になる子に求めるもの全てを詰め込んだんだろうね」
薄々感じては居たけど、エルフはなんの関わりがあったんだろうか?。
「博士は間違いなく生きてる、だから君の身体を研究したいんだ」
そういうとマールから嫌な気配を感じる。
「これは大丈夫なのかな」
「え?」
パンッと乾いた音が響く、衝撃は来たが何も無いな、あれは銃?世界観どうなってるんだ、というか今もしかして撃たれた?。
「おー!凄いね!人くらい簡単に殺せる銃を使って傷すらつかないなんてね!他の研究にも手伝って貰おうね!!」
悲報⋯会話は成り立つのにやばい奴しか居ない⋯、誰か助けて!!。
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