備忘録
北村佳子
第1話 仕事を5ヶ月で辞めたこと
37歳の時に新しく中途で入った会社を5ヶ月で退職しました。
詳細はここでは割愛しますが、端的に言うと私と会社との間ででいろいろと合わないことがあり、ストレスが限界に達して体調不良になってしまい、退職と言う決断に至りました。
どうするのが適切なのか、正解を一生懸命考えても分からない、というか、そもそも正解自体がない。だからこそ、今回仕事を辞めるという答えを出すまで現状や自分自身と向き合うのは、とても孤独でしんどい作業でした。
仕事のことに限らず、何かについて苦しいくらい迷ってるときって、フラットな視点で感想を述べてくれる人に意見を聞きたくなるんだけど、誰に相談したらいいか分からないんですよね。正しい状況把握をしたいだけなんだけど、家族や親しい友達に突然相談したら心配されてしまいそうで、うーんどうかなぁと躊躇ってしまう。
インターネットで調べて似たような体験談を自分と重ねようとしても、そもそも状況が違うことに気付いて、結局振り出しに戻ったり。。
もしかして精神科や心療内科に行って専門医に聞いてもらうのが建設的な方法なのかも?と思い初めて問い合わせてみたのですが、初回予約が取れるのが3ヶ月先とのこと。。後で知ったけど、こういった機関は実はどこもなかなかすぐには予約が取れない状況のようです。
結局入社後4ヶ月程で体調を崩してしまい、2週間休職することになってしまったのですが、そのおかげで時間をかけて自分自身や現状に向き合うことができたので、ようやく退職すると決断することが出来ました。
今回思ったのですが、自分の気持ちをどう処理したら良いか分からなくなったときに、もっと気軽に早い段階で相談できるところがあってもいいのにな。優しい言葉じゃなくて、客観的に見てどう対処するのか適切だと思えるかを教えてくれたら。もちろん他力本願ではいけないので最終的には自分で責任を持って決断しないといけないのだけど、ダメージを受けすぎたら、やっぱり他人の助けは必要です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます