幼少期 レベリング編
第1話 女神さん、状況説明って知ってる?
――20XX年X月X日
「よし!課題も終わった!ゲームの続きやるか!」
僕はどこにでもいる一人暮らしの普通のゲーム好きな大学生だった....
あのゲームをクリアするまでは.....
現代は様々なゲームであふれている。恋愛シミュレーションから、ホラー、FPSなどたくさん種類はあるが僕は数多あるゲームのジャンルで、主人公がゲームの世界で成長を遂げながらストーリーを進めていく王道のRPG(ロールプレイングゲーム)が好きだった。そして、今1年かけて攻略していたゲームが終盤を迎えた。
レベルを上げ、スキルを鍛え、装備を整え、魔法学校に入学し、出会った仲間を率いてようやくラスボスである魔王を倒し、エンディングに差し掛かろうとしたとき、急に画面がまぶしくなって意識を失った。
気がつくと、僕は真っ暗な空間にいた。そして、僕をこの空間に拉致した女神はこう言った。
女神?「君がやっていたRPGのゲームを現実みたいに作ってみたんだけど追放されちゃって封印されちゃった☆君、あの滅茶苦茶難しいゲームをノーダメージでクリアしたんでしょ?ちょっとあの世界救ってきて、私の創造者としての権能を奪い返してきて欲しいんだ~」
「へ?」
女神?「だから~、君、私の力、奪い返してほしい、OK?」
「いや、単純に嫌なんですけど?」
女神?「じゃあ、現実にある君の体は一生仮死状態だね~」
「なんだって?」
女神?「君が私を救ってくれない限り、君は一生この真っ暗な空間をさまようことになるよ? だから、君に選択肢はないよ?君があのゲームをノーダメージでクリアしたことが運の尽きだね~。あのゲーム作ったの私だし。」
「あのゲーム作ったのお前かよ!道理で難しいわけだ...。」
女神「あれは一種の仮想シミュレーションみたいなものだよ。あれをノーダメでクリアできないんじゃ世界を救う大役なんて任せられないよ~。だから、今度はこっちの世界で頑張ってね☆」
「なんか祝福とかはあるのか?」
女神「お!やっとやる気が出てくれたんだね!そうだね~君にあの世界に転生するときに特別なスキルをあげる☆転生したときに確認してみてね~」
「まあ、やるしかないかー...。」
女神「じゃあ、そろそろ私にかけられた封印が強くなりそうだから転生してもらうよ☆あ、私の取り返してもらう権能は全部で10個!あと、もしかしたらシナリオとか崩壊してるかもだけど...。まあ、頑張ってね☆バイバーイ!」
「え?初耳なんだけど!ちょっとまっt」(シュンッ)
女神「..........................。まあ、何とかなるでしょ☆ふぁ~あ~....疲れたら眠くなってきちゃったよ、おやすみなさ~い....。」
こうして僕はゲームの世界に転生することになった。
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