21-30

知恵と毒杯

知識の対価に何を失う

純粋な心か自然な直感か

知識とは濁った水なのか


知識は毒のように心をむしば

単純な感動は理屈に紐解かれる

好奇心は先人によって答え合わせを余儀なくされる


知識とは悪なのだろうか

けれど、無闇に恐れるよりもよいのだろうか

あるいは、理不尽の正体が怖いのか


信頼を疑うことは悪である

けれど、自然を疑うことは科学だ

その線引きはどこにある


ソクラテスは死んだ

自らの知恵の問答に溺れ

その毒によって死んだのだ

彼は今も知識の海の中で

無知と知の境を探している

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