第4話 謎の男

 フェザー達は戻ってこない。俺達は外には出てみたが気が落ち着かない。それはそうだろうな。心配だよ。どうすることも出来なくても。


 先を見据えるとすると、ここには少なくとも二つの世界があるってことだ。


フェザーのいる世界→平和が保たれてる。

ルーのいる世界→暗黒に閉ざされてる。


 フェザーの世界がレインにより閉ざされた世界となった。それを俺達…みんなが協力して平和な世界を取り戻した。


 その後、何故か、ルーのいる世界が変わってしまった。どこで二つの世界が生まれたんだ?


 俺のいる世界がこの先どちらかに引き込まれるのか?それとも新たな世界が生まれるのか?


 それもコントロール出来るほどの、とてつもない超人的な能力を持った人間が現れたのか?


 解らないことだらけだ。フェザー、早く戻ってきてくれーーーーー!!!!!


と、考えている俺。りあは、夢中で買い物。


 この時代の服に興味津々。りあの時代は常に戦いだもんね。思えば可哀想だな。


そんな、りあを微笑ましたく見ていると、


【何?涼くん、この服おかしいかな?】


 何着ても似合ってる。これだけ可愛いと何着てもね。


【似合ってるよ、可愛いから見てただけ】


【…ありがと】


照れてるね、りあ。



ん?リモートカメラの通知!!


戻ってきたのか?フェザー?



【フェザー戻ってきたみたいだ。解像度良くないからあまり見えないけど、りあ、俺先に戻ってる】


【私も!!】


【大丈夫。選んでいて。解決したかも知れないからさ】



とりあえず俺が先に戻り、部屋に入ると、


フェザーと、ルーが、疲れ果てて、


【涼、頼みがあるんだ。飲み物を何か…】


【解った!!】


俺はスポーツドリンクを二人に、


※ゴクゴクゴク!!※


【ふー、美味いな!!これ】


【私もこんなに美味しい飲み物あるんだね】


フェザーと、ルーは、落ち着いたみたいだ。


ルーは、


【りあちゃんは?】


【服買いに行かせてる】


【そっか、この時代の服、必要だもんね】


フェザーは、


【ルーの時代を見てきたが、何もないどころか、重力支配が凄まじい!!それに…俺の世界で経験した気配を感じてるんだ】


その気配とは、まさか、あの男か!


【じゃあ、レインが復活したってことか】


【おそらくな、なぁ、お前はフェニックス🐦‍🔥になってる時に見たよな?レインを救った男を】


【記憶がないんだよな。朧げな記憶で】


【フェニックス🐦‍🔥の攻撃が通じないってことだよな?】


【たぶんな。レインを救いに来たってことだけが明確だが】


フェザーは、何か悩んで、


【うーん…解らん。誰なんだ?】








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る