🐾 私の散歩帳♪
麦柄けい
第1話 王子 狐の行列
東京に王子という場所がある。
そこでは、元旦の0時に
現地に早く到着してしまったので、周囲の神社3箇所歩いてまわったりした。『装束稲荷』でお参りした時に、『ご饌米』という封筒に入ったお米をいただきました。その封筒の裏には浮世絵の写真と説明書があり。
読んでみると――
伝承行事 浮世絵再現
十二月三十一日から一月一日
「王子狐の行列」
「装束榎」のいわれと「王子狐の行列」
この浮世絵の榎(ゑの木)は、その昔、王子界隈には毎年大晦日になると榎の下に関東一円の狐が集まってきて装束を整え王子稲荷神社にお参りしたという言い伝えから〝装束榎〟と呼ばれています。
この浮世絵を基に王子の街の人たちが昭和中期より「かがり火」や「狐ばやし」などで事越こしを続け、平成五年、新年を迎える伝承行事として「王子狐行列」が誕生しました。除夜の鐘とともに夜空の下、大人も子供も紙の裃や狐面をつけ、王子流狐メイクをして、提灯をかざし関東総司の王子稲荷神社へと参拝いたします。新年を迎える人たちに故郷の心を伝え残す行事になっています。
ご
祭事において神様にお供えしたお米を下げた物の「お下がり」のお米です。
正月七草のおかゆとして食べると、壱年間健康で過ごせると言います。
――みたいな事が書いてあった。
装束稲荷の近くに、大きな狐の面が2つ飾ってあり、狐の仮装をした人もいて、観光客に一緒に写真をとりませんか?みたいに呼びかけていて、撮影スポットになっていた。
寒い中、大勢の観客と行列が始まるのを待った。
狐の行列は、JR王子駅から徒歩5分くらい歩いた通りで行われた。観客に外国人も多いように見えた。
警察が来て、午前0時に道路を自動車の通行を止めて、狐の行列が始まった。
獅子舞、お囃子、大きな狐の面、狐に扮した人々の列。
多くの観客とともに、スマホで写真を撮ったりして楽しんだ。行列の先頭から中ほどまでは、しっかりと扮装した方々が練り歩く感じで、行列の後方は雰囲気が変わり外国人っぽい人たちもいて市民参加らしい楽しさがあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます