ギルド編

第13話 ギルド連合国

 ギルド連合国についた。

門があり、門番がそこにいた。

「ギルド連合国へようこそ。ギルド証はお持ちですか。」

「私は持ってる。他は?」


 全員が首を横に振る。ジョセーヌだけのようだ。

「他の人は簡単に自分の能力をこの紙に記載してください」

 その紙には自分の職業に使えそうな技術や魔法についての記載をするように書かれていた。

 短剣や弓、魔法のことをほんの少しだけ習ったことを当たり障りのない程度書いておいた。


「エルフのランと人のソラ(シャミ―ニア)、ハンス(バン)、ハンヌ(サミエラ)で間違いないですか。この記載事項に嘘偽りはないですか。」

「はい」

「私から見ても大方合っているわ。」

「大魔導士ジョセーヌ様とその一行様ぜひこの国を楽しんでください。

出国までに首都で正式にギルド証を発行してください。それではどうぞ」


 私たちはとりあえず宿を探して歩き回っていた。

「この国では入出をギルド証と呼ばれるもので管理しているのですか」

「そうだよ。

人の出入りは管理しているけど、通行料金も取らずに自由に移動できる。

そのため多くの種族がいたりするのよ」


 街中を歩いていると人以外にエルフやドワーフなどもいたりした。

「明日ギルド証を発行してもらおうと思っているけどその前に、今日は宿に泊まろう。5人で泊まる?」

「今日はエルフ2人、人間3人で分けて泊まらないかい。

親睦を深めたいところだけど結成したばかりででお互い相手といることになれていないと思うんだ。

十分休まらない気がする」

「分かった。そうするとしよう」



 私たちは宿に泊まった。やっと三人きりになった。

「サミエラさん、これからどうするんですか」

「どうするもなにもいい感じに人間側に潜入できたじゃん。

バンも良かったじゃん。

君以外女で素晴らしいハーレムパーティとなったじゃん」

「こんな殺伐としたいつ爆発してもおかしくないようなパーティ嫌ですよ。

それより、魔族側とコンタクトは取れるんですか」


「それについては心配ない」

 頭の中で声が聞こえた。

その瞬間小さな蛇が目の前に現れた。


「紹介しよう。

こいつはニョロ、魔物なのにテレパシーが使えて姿を透明にすることもできる。

その性質を利用して人間側に潜入しているんだよ」

「魔王からの命令だ。今いるギルド連合国の内情を探るようにとのことだ」


「結局当初から私たちの想定していたのと何も変わらないですよね」

「そうだね。

この国は独立して数十年しか時間がたってない国だ。

なんでも諸外国の集権的な体制が好きじゃない人の集まりらしくてね。

普通では政府が行う領地の経営・外敵を排除するための傭兵団なども9割は民間だ。

首都にあるギルド集会所で依頼を応募、参加することができる。

誰でもその集会に出向くことができて万人に開かれていた開放的な自由の国だよ」


「そんなので国が回るのですか?」

「成果によって報酬が変わる。

能力があるやつが評価されて高いパフォーマンスで国を回しいく場所なんだよ、ここは。

ちなみに依頼を遂行するものを親しみを込めて冒険者と言われているよ」

 

 そんなオープンな場所なら、少なくともエルフの集落よりかは情報が楽に入手できるだろう。この時まではそう思っていた。

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