夫は生き抜いた…全ては家族の為に
未田かえで
第1話 その時は突然に
きっと夫はお腹を空かせて待っていることだろう。いつもより30分程遅くなった私は足早に帰宅をした。
「ただいま!」
いつも通り声を掛けた。
ソファーの定位置でいつも通り昼寝をしている。
ん?
何かいつもと様子が違う。
慌てて手首を握ってみた。
脈が取れない。
呼吸をしていない…
まさか…
急いで119番通報をした。救急車さえ来てくれれば何とかなる。救急車さえ、来てくれれば
その時はそう思っていた。
救急隊の指示は的確だった。救急車が到着までの間、私に電話越しで心臓マッサージの指導をして下さった。
私も必死だった。兎に角、救急隊が到着するまで私が何とかしなければ…
不安だったが指を加えて見ている訳にはいかない。「早く来て!」そう、思いながらも兎に角必死に心臓マッサージを行った。
救急隊が到着すると心臓マッサージを変わってくれた。プロに任せれば大丈夫!
末端は少し冷たいものの、体はまだ温かい。
このまま、病院に到着さえすれば、ドクターに診て貰えさえれば大丈夫!この時もそう思っていた。
だか、しかし…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます