第27話
青嶺颯汰が犯人なら、きっと事件現場が見える場所にいる。
拡散型のスキルメーカーと言えど、範囲が広いというだけで、遠隔で操作できる距離には限りがあるはず。
バシュッ
山手通りの真ん中を突っ切る。
すれ違う車とぶつかるかぶつからないかくらいの高さ。
片道2車線の真ん中には中央分離帯が敷かれ、ジェット・エンジンの噴射が塵を巻き上げていく。
“見晴らしがいいところにいる”
なんとなく、そう思った。
遠隔で操作してるなら、この通りのどこかにいるはず。
ハンドルとアクセルに細工をしてたってことは、車を最後まで見てたはず。
そうじゃない可能性もあるにはある。
ただ、意味もなくイタズラをするやつじゃない。
少なくとも、行動を起こした「理由」があるはず。
電磁波の痕跡は、ついさっきまで“近くにいた”ことを示していた。
この「近く」っていうのは、つまり——
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