ママ(母さん)と僕のラブストーリー
進藤 進
第一部 礼子(れいこ)と守(まもる)
第一章 プロローグ1
■ママが好きだ。
柔らかな温もり。
抱かれながら夢を見ていた日々は。
もう、訪れないのかな?
別々のベッド。
別々の部屋で。
今夜も眠る。
高校生になったから。
当たり前のことなのに。
僕は。
寂しくて。
毎夜。
ママを。
想って。
いけないことを。
していたのです。
■息子が好き
甘酸っぱい匂い。
息子の部屋を掃除していたら。
ベッドに残る香りに胸が震えた。
いつの間にか成長した。
男の匂いが私を切なくさせる。
あぁ・・・。
いけないと思いつつも。
胸いっぱいに吸い込んでしまう。
あどけない笑顔を浮かべながら。
好き。
愛している。
ギュッとしたい。
幼い頃のように。
君を。
大好きな君を。
ママは。
ギュッと、したいのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます