リストラクチャー・クラッシュ・クリエイター

第2話 担当C

自分のことはなんと呼ぶべきだろう

名前すら思い出せず開示されていない！

主人公？いや被験者？

俺や私で良いのか？

担当Cと言うのが現れて

こちらの考えがわかるのか？

名前を教えてくれたと言うか偽名だろ

【アンダーソン】？

絶対に違う国の人の名前だろ

私の周りの状況や人間関係を教えてくれた

と言うかコイツ頭が壊れてないか？

お前は勇者で冒険者ギルドに登録して

仲間とPTを組み

レベル上げしながら身銭を稼いでいた！

彼女と言うか妻を魔物から助けて

仲間の冒険者になり

お前の子供を産み冒険者をやめて

専業主婦をして生き

お前は身銭を稼ぐ奴隷社畜に成り下がっていた

だが我々の移動手段の召喚獣に

轢かれて全滅した！これが全てだ！

嘘でももっとマシなシナリオ考えろよ！

「じゃあ魔法で炎を出したり

回復とかできるのかよ！」

手をかざすと炎が出て

次には

何故が担当Cにヒートソード

科学的な炎熱剣で身体に穴を空けられる

「グハッ」口からも血を吐き出し

私は遅れて痛みと出血に見舞われ

もがき苦しむ、

「早くしないと死ぬぞ！」

淡々と何事でもない様に呟く

「回復　ヒール　ケアル　ディオス」

念じると身体が修復していく

私の力なのかコイツらの科学技術なのか

非常に怪しい

その日はもう苦痛など味わいたくないので

不用意な質問はせずに適当に

受け答えをして凌いだ！