第2話 愛する人を見つけたみたい?
そう、あの日……。わらわ達竜の巫女の主である竜神さまの転生者をリムが見つけた日はこんな感じだったかなぁ?
「リム?」
「何、姉上?」
「今日はもう疲れたでしょ? だからお父様の転生者を探索するのはもう、そろそろ辞めて、今日はもうゆるりとしないさい。わかりましたか、リム?」
わらわの娘、レビィアが妹のリムへと身体が心配だから、陛下の転生者を探索する行為を辞め寛ぐようにと告げる、
「はい、わかりました、姉上。今日はリムも姉上の言われる通りに、父上さまの転生者を探索する行為は辞めて、読書でもして寝ますね」
リムは自分の身体を労わってくれる姉に微笑みながらお礼を告げ。終われば銅製の写し鏡に自分の顔が映らないようにするために、鏡の蓋を締め閉じようと試みれば。
……ん? あれ?
リムは鏡の異常事態に気がついて、自分の首を傾げると。その後は自分の鼻を『クンクン』と可愛く鳴らしながら。
う~ん、いい匂、。香り、一体何だろう? この大変に香ばしくていい香りは。鏡の向こうからするのだけれど。一体何の匂いなのだろうか? と。
リムは困惑しながら思いつつ銅鏡の向こう側……。
そう地上! 人間達の住む世界の景色を注意深く観察し、様子を窺いながら、可愛らしい鼻を『クンクン』と動かしては、リムは自分の鼻孔を刺激する良い香りの出先を注意深く探索した。
すると銅製の魔法の鏡……。天界の神々が太古の時代から地上を観察するために使用していた合わせ鏡と呼ばれる物に、男性の姿が映し出された。
だからリムは『?』と思い。更に注意深く合わせ鏡の向こう側である地上の景色を食い入るように見詰めると。
今度は鏡に男性の姿が映るから。リムは慌てて立ち上がり自分の部屋から退室して、宮殿の廊下を優雅に歩く、姉のレビィアの背へ向け、慌てて声をかけるのだ。
「──姉上! 姉上! 大変です! 大変なのです! 父上ー! 父上の転生者の男性がいた! 見つけました! このリムが! だから姉上も早く! 早くきてください! リムの部屋に! そして地上が見える鏡を覗いてみてください、お願いします!」
リムはわらわ達の主である竜神さまの転生者を見つけたのだと、姉のレビィアの背へと向かって叫び、説明をした。
だから姉のレビィアは振り返り、自分の妹の狼狽した様子を見て、
「嘘~? 本当に~? やだ~、冗談でしょう?」
姉のレビィアはリムほど慌てた様子もなく落ち着いて妹の様子を窺いながら。リムが言っていることは本当なのか? と首を傾げ尋ねた日本の昔、昔の物語なのでした。
◇◇◇
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