応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • マイクローブシリコニアへの応援コメント

    とても遠くからきた、生命の記憶を聞けたような気がします
    果てしない時間の流れに、どうなってしまうのだろうと途中どきどきしながら読み進めました
    終わり方がとても美しいです

    作者からの返信

    あまくにさん、わざわざ出張っていただき感謝です。
    しかもコメントまで!

    本作は、あまくにさんの作品『拝啓、宮澤賢治様』の4通目「天体観測」であまくにさんがご紹介されていた『瑠璃の宝石』のくだりから膨らませた掌編です。
    本歌の静謐でゆるやかな広がりのイメージからは程遠い、実に説明的な小説になってしまいましたが、それなりにお楽しみいただけたようでなによりです。

    ネタ(というか設定)をバラしますと、ワレを内包するミは分子レベルの部品を組み合わせた極小の半導体素子で、地上の研究室で生成された途上物です。
    別の物語でマントル以下の地球中心部を失った地殻が崩壊し、地上海中の全ての生命が宇宙空間に投げ出されて死滅してから50年、デブリ漂う地球軌道上に、表面が冷え始めている地球(元の九割弱の質量)が忽然と現れ、何事もなかったかのように軌道の周回を始めました。
    還ってきた地球はマントル内部にいる(とされる)バクテリアくらいしか存在していません。
    そこに、漂っていた地表由来のデブリが降り注ぐ。そんなイメージです。
    嫌気性のシリコンで構成された新しい知的生命体が、リニューアルしてまっさらになった地球上で新たな文明を興すことができるのか。
    まさに気が遠くなるような大叙事詩の序章、というわけですね。

    続きを書く予定はありませんがww

    編集済