第13話美鈴、インフルエンザ予防接種にて想う・・・。
小鹿クリニックの事務机の上を綺麗に拭いていた。
今日は風邪気味の患者が良く来院して頂いた。
12月も中旬に為ればインフルエンザの患者が増えるだろう。
昨今開発販売されたインフルエンザの予防鼻噴霧器が重宝されていて、幼い子供を持つ世帯にインフルエンザの予防噴霧を勧めるが、低下が7000円代
と、少々高目だった。即答で受け入れてくれる患者の世帯は良いが、低所得の共働き世帯には難色を示す者もいた。
美鈴は健康保険の医療費自己負担割合を活かした医療を勧めている。
医師の中には、命を助けるのだから低所得者を関係なしに同意を得ず治療を施し、根治の後で高額の医療費を請求してしまう医師は、己が神に為ったつもりでいるのだろうか首を傾げたく為る症例だったのに推察すると、このような医師の世代は、アニメ「ブラックジャック」が流行っていてそれが俺の心情だと、ばかりにブラックジャックを気取る実際の医師が存在していた。
美鈴は、亜ブラックジャックの存在に関わりなく低所得者の所得金額に圧迫することなく他丁寧な診察を重ねて未病の発見をして、健康保険の自己負担割合に沿った医療を勧めていた。
医療の主権は医師に有るのか?
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