おっさん珍道中
紫音
ある晴れた日に
12月。風が冷たい。この間まで畑耕してたってのに。まぁほにほにさんぶいさんぶい。
なんつって炬燵に潜り込んで小説書いている。さあて一攫千金じゃあ!等と嘯いて炬燵から出ないのではなく、あくまで俺は仕事としてやってるんで。みたいな。当たれば一攫千金なんで!みたいな。
炬燵の上にはみかんと昨日作ったドーナツ。もふもふ食べながらもふもふの毛布に包まれて足元はぬくぬくと炬燵。
世間では物価高高値高騰なんつってるけれども俺には関係ない。なんたってうつ病。働こうにもドクターストップ。働きて~って思っても専門家の偉いお医者さんがストップかけてんだからしゃーない。暇潰しに小説でも書いたろ、なんつってペンを取る次第である。あ、いや、ペンではなく指なんすけどね。指っても、人差し指と親指。人差し指は右手、親指はスマホ持ってる左手。時々右手の中指だったり使うけど、基本は2本。タブレットとか使うとまた違うけども、今スマホなんで。ね。分かったっしょ?大体で分かって。
こういう細かい性格というか生来の気質がうつ病の原因起因になるんだろうか?周りの家族や友人知人からは言われる。細かいと。原因はそもそも何なん?とりあえず発症した起因っちゅうか引き金は分かってるけどね。でも、そこはなんつうか責めても変わらない。他人と過去は変わらない。自分と未来は変えられる。なんつって社長はよく言ってたなぁと窓の外を何となく観る。眩しい。外の世界は目映い。窓越しで外の世界を観て、あっちの世界に戻りたいと思いつつ、炬燵から出れない。ここも捨てたもんじゃないぜってすっかり落ち着いてしまった。
落ち着かない時もある。それはちょっと外の世界で散歩してたら近所の人に会う。あんたんとこの畑の野菜、美味しかったよ~なんて言われた日にゃあ、それこそ頑張りたいとせっせと畑を耕して野菜を栽培。知人に頼んで小さな直売所を作ってもらい収穫した物を並べ無人販売をしてみたりした。最初は物珍しく完売。調子こいてどっさり並べたら来ない。まぁちょこちょこ並べてたりすると来るんだがね。最初の勢いはあまりなくなった。まぁ季節柄というか品物もスーパーで変える物だったりするからね。しゃーない。
何の話だっけ?...見返してみてもよく分からんな。とりあえずうつ病になっちまったおっさんの話である。
はじまりはじまり~
といったところで第一部お開き!また来週ぅ!
やっぱり笑点は馬面円楽師匠の司会の時が一番面白かったなぁ。と窓の外を観る。
ある晴れた日に。
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