カクヨム式 ENGLISH LEARNING STUDIO

第1話 英語というお悩み系の相談室

これまでの英語教材は、インプットが中心で、学校では特にグラマー、英文法のことですけれど、暗記学力がモノを言う世界でした。そして、英単語の語彙力を試すために小テストを繰り返すスパルタ式の詰め込み教育の権化でもあって、ひどく退屈なものでした。

ここに、カクヨム式は、グラマーを用いたライティングスキルという「英語表現」という解決策を提示します。

国語で鍛えた文章表現のメソッドは、そのままでは、決して、英語のライティングスキルには結実しません。なぜなら、日本語のネイティブのように自由自在に言語（母国語）を扱えるわけではないからです。だとすれば、どのように英語力を鍛えれば英語の魔法使いになれるでしょうか？

答えは明瞭であり、前述したように、グラマー重視の制度的な英語教育にアウトプットの王道を明示すること、ただそれだけです。ですから、ライティングスキルを応用すれば、文字通りの「ネイティブスピーカー」となれるわけです。

（ちなみに、ポップシンガーのアンジェラ・アキさんは、大学生の頃に政治、主に国際政治を学んでいましたが、プロデビューしたあと、音楽を専門的に学ぶために得意な英語を活かして、留学することになりました。先日、帰国の途に就くことになったのですが、正にネイティブ・スピーカーとなっていたと思います）

しかし、それは気の遠くなるほど、地道なトレーニングが必要となりますから、比較的、ラーニングタームが短くて即戦力になる英作文、すなわち、ライティングスキルを読者の方々に提案します。

ところで、世の中には、英語教材のブームが、インフルエンザのように周期的に訪れるようになっていて、ワクチンを打つ英会話のネイティブ先生が、トンチンカンな日本語しか話せないために、巷間ではパンデミックのような、めちゃくちゃに混乱した言語状況が続いてきました。

わたしは、日本語のコメント欄の編集を通じて、ウェブ上にある母国語の混乱に終止符を打ってきましたが、到頭、外国語の教育にも白羽の矢が立ちました。

これまでにも、センター試験くらいの英語力を伸ばすためには、英語のことわざを遊び半分で覚えたり、速読英単語をラピッドリーディングすれば、教科書を再読するよりも、量的なタックルを繰り返すことで、相当、スコアを成長させることができると教えて来ました。

高価なオーディオブックを購入して、イアフォンで聞き流すよりも、意識的に速読英単語ガイドに載っているコラム記事を読み込むことで、例文の読解力は飛躍的に伸びていくからです。

じゃあ、洋雑誌やＣＮＮ（米）やＢＢＣ（英）の国際ニュースのほうが、もっと安価であり、量的にも優れていると思うかもしれませんが、英検１級くらいの英語力がないと太刀打ちできません。なぜなら、ネイティブの英語話者に向けて、高度な英語表現を駆使することでデリシャスで豪華な英文となっているために、英語教材としては、まったくの不適格であり、門前払いされるのが落ちでしょう。

だから、日本人は、英語の読解力を伸ばすことや、文章術を鍛えるのは面倒なので、ユーチューブでも字幕を付け、海外サイトでは、ブラウザの翻訳アプリを多用してきたのです。

これでは、何の成長もありません。

斯くの如く、英語の指南役を務めるわたくしも、英語スタディのエキスパートであるかと問われれば、そんなことはありません。みなさんよりも、少し、迷走を数多く繰り返し経験しただけで、英会話のレッスンはもちろん、実は、学生の頃は虚弱体質で不登校のレッテルを貼られてきました。

したがって、英語スタディのガイド及びナビゲーションの役割を、この度、買って出た次第であり、ニンテンドーＤＳの「もっと英語漬け」でも、それほどスコアを伸ばせませんでした。いやはや懐かしいですね。

わたしの場合は、人生の岐路をがんばって歩いていると、不可抗力による軌道の修正力が働いて、方針を転換させられることが、頻繁に起きるのです。その場合は、慌てず騒がず、それに付き従って、冴えない人生を送るだけですが、運命の星に鍛え上げられるうちに、何の取り柄もなかった男が、日本の陣頭指揮を執るミッションまで任せられることになり、任期を全うして、ここカクヨムに流れ着きました。

しかし、カクヨムは、カドカワと「はてな」のコラボサイトでもあって、わたしは、ゼロ年代に「はてな」でブログを編集していたことも踏まえると、運命の再会ともいえると思います。

では、自己紹介を兼ねたので、序章が長くなりましたが、次回から、早速、総合英語の「フォレスト」をテキストに速習して、英語ソースを読み解いていきましょう。