第34話
「やっと来たかこの3日間楽しかったからいいけどね。な桜」
いや俺に振るな俺に。3人の視線が痛い。楽しかったけどさぁ。それとこれとは別だ
「俺認めるよ今までありがとう」
「何を認めるんだ仁」
うんありがとう冷静で助かります和也さん
「かなやんに最後に会ったの俺だったなって。会話してんのも。俺が何か行動してれば」
「そらちゃうな桜り呼んでるやろ救急車。俺ら皆もや。皆が来てぶっ倒れてしもうとるけどな」
最近思い出してきてるのは皆が関係あるわけか。
「かなやんが自分で自分を刺したなんて嘘やろ」
嘘にしたかった。蓋をしておきたかったから忘れようとしたのかな。かなやんが死んだその事実以外前後全て。最近思い出すのはなんでかな。少し強くなれたのかな。
「嘘じゃないですよ本当です。玲は幸せ者ですよ仁くん君がいてくれたから」
斗真さんいつもそうだな。妹を失ったのに自分のことよりも俺のことを気にかけてくれて
もうやめなきゃな
「ありがとう」
泣き崩れる俺のすぐ側で4人が何を話していたのか俺には届いていない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます