第三の日 ヴァルナの索なる水曜日

 雨。清廉の雨が、降り注ぐ。

 この頃からわたしは君を探し始めたんだよ。


 雨が涙も流してくれるから。

 気持ちは晴れなくても、雨は優しく包んでくれたから。


「光は雨とダンスして、気持ちよさそうね」


 光に触れてみても、虚しい。許されたものは抑留の験だ。これは意味なんてないものを探し求めた罰なのだ。


「君に会いたい」


 光よ導いて。


 創造の果て。


 わたしは雨に濡れるだけ。






 雨はやがて生命のスープとなった。芽吹き出す緑。

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