No.38 フィニスの晴れた日曜日

空色凪

第一の日 始まりが来る月曜日

 それは鼓動か、思考の波か。

 虚空に打ち寄せられた無の波がいずれ、久遠の時を経て、始まりの息吹となる。


 だが、それは本当の始まりなのだろうか。

 真実を知るにはまだ、わたしは幼かった。


「知ってるよ。君も、世界も、始まりも」


 永遠の狭間の向こうから、信号が送られる。

 受信機はある。

 世界はまだ、わたしたちには狭かったみたいだ。


 許せ、7th。






 永遠。そして、原初の火が灯る。

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