異世界に転生したら男になってて、しかも闇の帝王って言われたんだけどどうしたらいい?

Natal(ナタル)

第1話 【こんな事ってある!?】


「お誕生日おめでとう!!」


一斉になるクラッカーの音が響き渡る。


そして後から響く…客人の悲鳴。


「おい!誰か救急車呼んで!!」


遠のく意識に、私は思い返していた。


「…まともな人生じゃなかったなぁ…。もっと真面目に生きれば良かった…。」


そう思っていると、誰かの声がした。


「…その願い、叶えてやろう。」と…。


次に目が覚めた時、私はベッドで眠っていた。


病院では無い。それは確かなんだけど…。


なんか…身体が重い感じがする…。


そう思いながらも、ベッドから降り、

カーテンを開けたが、目の前の光景に驚き

再びカーテンを閉めた。


「…真っ暗なんだが!?しかも、地獄絵図だったけど?!」


するとドアの向こうから、メイドたちが現れたが…目のやり場に困るような格好をしている。


そしてベタベタと、私を触りまくる。


「いや、あの…そんなに触ると困るんですけど…。」


困惑している私にメイドは微笑みながら

私の胸元を触る。


「何言ってるんですか?旦那様。貴方は偉大な闇の帝王さまなんですよ?それに私達に子を成してくれると約束したではありませんか。」


え、そんなこと人生で一度も言ってないよ!!?

しかも私、女ですけど!?


「え、私…女ですよ?」


するとメイド達は笑いだし、鏡を見せてくれた。


「…えぇぇぇぇぇぇ!?これ、私なの!?」



…転生したら、男になってました。


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