昔、黒ひげ危機一髪を男３人女の子１人で遊んでいた。

勝敗数をちゃんと数えていたら、

女の子だけ一度も負けなかった。

男たちは意地を張って女の子が負けるまでゲームを続けた。

そして、とうとう、最後の剣を残して彼女に順番が回って来た。

男どもは女の子の負けを確信していたが、

女の子が剣を刺した瞬間・・・

黒ひげは飛び出さなかった。

樽にはすべての穴に剣が刺さっている。

結果だけ言うと、ある一本の剣が微妙に斜めに刺さっていて、

その剣を刺し直しなら黒ひげは飛んだんだけど・・・

最期の一本を刺しても黒ひげが飛ばなかった衝撃が強すぎて、

この子には勝てないと、圧倒的敗北の意味を知った。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい