第2話

「えっ?!どしたの?!」







土曜の夜、いつも通り溜まり場の3階でみんなを待ってた。



あたしは暴走には参加できないから(悠馬さんは特攻だし、他の誰もあたしを後ろに乗せたがらない。あの悠馬さんの彼女ともなれば無理もない。)、お腹を空かせて帰って来るだろう悠馬さん達を晩御飯を作りながら待ってた。




いつもなら22時には帰って来るのに、今日は22時を回っても帰って来ず。


かといってバイクの運転中に連絡なんて来るはずもなく。




まぁ、そのうち帰って来るか




そう思ってグツグツ煮える鍋を時々かき混ぜながら呑気にテレビを見てた。

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