コラージュ

彼が大事と言ったもの、


自分は大事そうに抱えた。


彼女が悪と言ったもの、


私は無意識のうちに踏みつけた。


名前もわからないあの人がいいと言ったもの、


私は愛しくて愛しくて。



人からより集めて、


両腕にギュッと握りしめて


とうとう不恰好なコラージュの完成だ。



でもいつからか


掴んだはずの両腕は最初っからなかったみたいに


コラージュだけで道を歩んでいた。



でも私はその道中で悲しみや喜びを拾った。


それはひろわされたのか、自分で拾ったのかもわからないけど


確かに拾ったのだ。



そして


拾うことこそに意味があると、


私は誰かの言ったことを元に


思うのであった。

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