第34話 セーラー服美女軍団

 王都に帰って最初にした事は家具屋に行ってネーポムカが足を伸ばして眠れるベッドを探す事、結果部屋全体がベッドみたいになってしまったけど、一日の三分の一を過ごす場所だから快適にしておかないとね。


 みんなには加護縫いの服を買い与えたけど、マダムにデザインをお任せするととんでもないセクシー衣装になってしまうので、今回は俺がデザインを提案した、

 三角襟のセーラー服を絵に描いたけど、服屋のマダムはそれを異世界アレンジして、

 上着の丈は極限まで短くおヘソどころか下乳まで見えそうな攻めた服、

 ボトムスはスカートと言うかパレオみたいな布を腰に巻いただけだから真っ白な太股が健康的だ。


 一番奴隷のバンビーナはスタンダードな半そでセーラー、胸当ては無く、サイズも絶妙に大きいので、上から覗くと色の濃い部分が見えそうになり、セクシーさを感じる、

 男と言う生き物はスッポンポンの裸よりも、見えそうで見えない物に興奮する物なんだよ、

 歳相応の18のお姉さんになったから黄色の通学帽は卒業して、紺色のベレーを被っている。


 ママンのアポロニアはノースリーブタイプだけど、胸元はフンワリとマゼンタカラーのリボン、胸の薄い子に良くある組みあわせ、ピンッと立った三角耳の顔が凛々しいので、リボンの可愛さとのギャップが良いアクセントになっている、ベレーもリボンにあわせてマゼンタカラーだよ。


 色々大きい母ネーポムカは黒の三角ビキニにセーラーの襟の部分が付いただけ、動くたびにビーチボールがバルンバルン揺れるのだ、


 アポロニアの娘サリアはバンビーナとほぼ同じ体形なのでバンビーナのお下がりをもらった、おヘソがチラチラ見える服を着ていてもエロさよりも健康さを感じる年齢、

 ネーポムカの娘ネララが難しい、体格だけなら成熟後のママ達と変わらない体つきだけど、顔が子供、パツパツのレザーの加護縫いの服に黄色の通学帽、

 小学校のクラスに一人はこんな成長の早い子がいたよね。


 分かり易く言うと通学帽を被っている子は処女、ベレーは非処女、

 ランドセルは全員に標準装備だけど体格の良いネーポムカのランドセルは登山用のリュックサックみたい、縦型のアレだ、

 これから先は泊りで迷宮に入る事もあるから容積は最大限にしてもらったよ。


 ▽


 一気に人口密度が上がったベッドの上だが、みんな寝起きが良いのか、三の鐘が鳴る前には起き出して、俺一人になる、

 しばらくすると朝の挨拶が来るのだが、今日は誰だろう。

 もうしっかり起きていて人の気配にも気が付いているのだけど、寝たふりをしなければならない、そう言う設定だと思ってくれ、


“お願い致します”

 小さな声が聞こえると、唇に柔らかい感触、垂れ耳のネララだね、感触で分かるよ、

 ネララの口づけが終わると、上気した頬の少女に挨拶、

「ネララ、おはよう」

「  …… ごしゅ じんさま …… あの、えっと 」



 これ以上いるとボロが出るからと、そそくさと退場し少女ネララ代わりに入って来たのはバンビーナ、

「おはようございます、ご主人様、本日はわたくしバンビーナが伽を務めさせて頂きます」

 成熟前と成熟後の奴隷の差は考えている以上に大きいらしく、大人のご奉仕が出来るようになったバンビーナは鼻息が荒い。


 ▽


 俺を天国に連れて行ってくれたお姉さんのバンビーナ、丁寧に体の手入れをしてくれている、

 大人のご奉仕は非の打ちどころがないが、他の奴隷もいる手前、以前の様にイチャイチャした事が出来ない、主人と線を引くのが正しい奴隷だそうだ。


「バンビーナ、魔法の試し撃ちだけど、アポロニアとネーポムカの二人で試してみるよ」

「ご主人様、わたしも平気ですよ」

 魔法を放つと性欲が思考を支配し、失神するまで腰を振り続けると言う困った症状が出て来るので、滅多に魔法の練習が出来ない、


 マルチェリーナは妊娠しているからお相手は出来ないし、大人になったバンビーナだが、情緒面ではまだ10歳の部分があるので、あまり酷い事は出来ない、

 本人は身も心も大人になったつもりなんだけどね。



 ▽▽



 以前魔法を試した王都近郊の野原にテントを張る、

 夕方は少し早目の夕食を摂るとママと三人で大きな岩の前に行く、


「ファゥエル!」

 岩に向かって炎魔法、薄暮の野原を這う炎の帯は幻想的な美しさだ、

『すごい!!』

 後ろに並んだママ達から感嘆の声が聞こえてくる、

“そうだよ、俺は凄いんだ”


 その夜は魔法の練習と、娘達に見せられない事をした、

 例によってケダモノになり、性欲が全てを支配、理性が戻った時には汗まみれの三人が泥の様に横たわっていた。

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