第7話

「そ、その子を迎えに来たんだ!!」




動揺しながらもそう言って、私をおじさんが指差す。




「迎え?」




そんなおじさんに、咲斗が訝《いぶか》しげに問い返す。




「あぁ、そうだ。」




おじさんは、にんまり笑う。




「その子は、私の娘だからな」




おじさんの言葉に、ぴくりと私の身体が反応した。

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