第68話
公園の中を、暖希と心結は手を繋いで歩いていた。
お互いの手の温もりを感じながら、2人は幸せを噛み締めていた。
「心結」
初めて暖希が心結を呼び捨てにした。
「はい」
そう言って暖希を見つめる。
日差しが温かな日曜日の午後だった。
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