第53話
「真ちゃん、それ、脈あるかもしれないよ」
泉野がそう言った瞬間に、長谷部は泉野の胸ぐらを掴む勢いで声を上げた。
「それ、本当か⁈」
「だって真ちゃんにだけお茶を淹れたわけだろう?」
「それは俺が給湯室を覗いたから…… 」
「俺もそう思うな。脈ありだと思う」
瑤も続いた。
「真ちゃん。もう一度彼女をデートに誘ってみたら?」
暖希も言った。
「でもまた上手く行かなかったら…… 」
「でも好きなんだろう?彼女の事」
泉野の目は真剣だ。
長谷部は黙って頷いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます