これは変です

 私、実は、かつてバンドをやっていた時代がありまして…。

 ヘビィメタル中心のバンドだったんだけど、個人的な曲作りにおいては、色々なジャンルにも挑戦していた。


 で、音楽やっていた時は、流行りを取り入れる事に抵抗がまったく無かった。むしろ、素晴らしい事だとさえ思って楽しんでいた。


 現在、イラストを描く時でさえ、それなりに流行りの要素は取り入れているつもりだ。


 で…、


 小説を書く事になったら、とたん、流行りを取り入れる事、それを拒否している。この症状は何なのか。

 まったくやった事ない訳ではないが、無理している感が否めない。


 少し考えてみた。


 その一。

「現状の流行りが単純に好みじゃない説」

 最初は自分も「おもしれぇ!」って思ったけど、量産型が増えすぎたのと、流石にムーブメントが長ぇ。胃もたれ覚えてから何年続いてんだ、というのはある。


 その二。

「自分の世界をとことん邪魔されたくない説」

 そういえば、音楽も最終的には、一周回ってオーケストラ系の曲作るようになった。楽しんでもらう為じゃなく、自分の世界を表現したいと思ったら、そこに行きついた。確かにこれは、流行りとか関係ない。



 うん、つまり現状、本音は自分の世界を作りたいって事なんだと思う。

 それでも読んでくれる方が居るというのは、奇跡的な事だ。

 作品自体で楽しんでもらいたいというのも、もちろんあるのだけれど、何か、別の形で感謝を伝えられればなー、と考えている。

 おそらく、その思いがどっかにあって、イラストも描き続けているのかもしれない。


 この場を借りて、作品を読んでくれた方々に、改めて感謝を申し上げます。



 さて、話を戻すと、貪欲に楽しむ余裕が無いって事だとも言える。

 もっと肩の力を抜いて、作品作りに打ち込んだ方がいいのかもしれないなぁ。



 最後に「なんだ、おめー、曲も作ってたんかよ」って方が居たら、覗いてやってください。連載中の長編小説【アウターミス 外円神話】をイメージした曲です。

https://kakuyomu.jp/users/Tochinotoki/news/16818622175641744235

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