ストローク集合

第14話

「マスターこんにちわ」


「ーーーーーーーー皆揃ってる!?」


「京と諒徒は奥にいるぞ」


マスターは店に入ってきた二人に飲み物を出した。


「今日の学校はどうだったんだ?」


「楽しかったですよ」


「それがさマスター……
















朱里が昼休みの話をしていると


「朱里!なんだなんだ、そんなシケタ面して?」


「二人とも来てたんやね」


奥から筋肉質な男の子と古風な雰囲気の女の子が出てきた。


彼は小野 諒徒(オノ マサト)、隣にいるのが利田 京(リタ ミヤコ)。


「ちょっと聞いてよーーーーーー














ーーーーーーーーってワケなんだ」


「そりゃ災難だったな、それでソイツラはボコッたのか?」


「……ぅん、その前に維月が来たんだよ」


「あ~もったいないぜ」











「………全く………単細胞らしい………発言だな」


こんなことをサラリと言う人物は一人しかいない。


彼は楊 景(ヤナギ ケイ)。


「景も来たんだ、楓は一緒じゃないの?」


「………一緒じゃない」






「おい景!だーれーがー単細胞だって」


「………自覚あるのか?」


景が店に入って来ると諒徒が詰め寄った。








「ちょ、ちょっと二人とも止めて下さいよ」


維月が仲裁に入ると、諒徒は分かったと言って着替えに奥の部屋に戻り、景は椅子に座ってパソコンをいじる。











「はぁ~景も諒徒も毎度毎度よく飽きないよね」


「ホントやねぇ」


朱里と京は呆れ過ぎて笑っていた。

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