第34話
ガチャーーーーーーーーーー…
「「!!?」」
ディノとロウは不意を突かれた形になる。
「さあ、今日も人形劇の練習しよう!」
勢い良く部屋に入ってきたのはーーーーーーーーーーリク…
以前と違いーーーーーーーーーー…その表情からは自然と笑みが溢れていた。
「ディノ!ロウ!今日も宜しく!」
元気よくディノとロウに挨拶を交わすリクーーーーーーーー…
「ーーーーーーーーーー…ったく、リク!!いきなり来んなよ!」
「えっ……」
「まだ慣れてないし……あと呼び捨てとか馴れ馴れしいぞ!!!」
「ゴ、ゴメン………」
リクはディノに少しビビリ気味ーーーーーーーーーー…
「………リク」
「何ですか、ロウさん…」
ディノに言われてか、ロウには敬語で話す。
「自分はタメ口で良いですよ」
「そっか、ありがとう」
ロウとリクの関係は良好なようだーーーーーーーーーー…
「……やっと納得できましたーーーーーーーーーー…ミラがただの人形にならなかったのも……特別な条件が揃っていたから……自分達も同じですが……想定外でも有り得る話です……まさかリクがーーーーーーーーーー…昔、生きてた人形だったとは」
ロウは謎が解けて納得したみたいだった。
「人間になった人形ならバレても問題ナシだよな」
ディノはリクが人形だった事を特に気にする様子もなく笑っている。
「……僕はココの座長に拾われて……スゴく大切にされた……だから……この一座にいるんだ……だってココには僕の家族が一杯いるから………」
リクは嬉しそうに話す。
ガチャーーーーーーーーーー…
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