第15話
ーーーーーーーーザッ!!!
ーーーーーーーーザッ!!!
僕はそれからも自分の手首を切り続けた。
僕はリストカットという行為に依存していた。
僕は学校に行っては帰りに必ず母のいた病院に行き、手首の傷を増やしていた。
不安ーーーーーーーー
恐怖ーーーーーーーー
悲しみーーーーーーーー
切りつけた傷口を見る事で僕のモヤモヤした気持ちは落ち着いた。
痛みに癒されてーーーーーーーー…
血を見て落ち着くーーーーーー…
何が怖くてーーーーーーーー…
何が不安なのかーーーーーーーー…
だから刻んでいくーーーーーー…
ゆっくりと一杯ーーーーーーーー…
僕にとってーーーーーーーー…
リストカットは精神安定剤のようなモノ
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