10 求めてないです!!



話を戻しますね。今回は暗いかも?です



______________________________




「浅野、今日放課後時間あるか?」

「ありますよ」

「教室で待っててくれ」


なーんて。言われたから教室で待ってたのに。

相談室でこんななるの?





目の前には、草野と福島がいて。

右には原田、林、加藤。


左には椅子に座った松田と川添。



???side_____________________________



あーあー。先生たちやっちゃったな〜。


ガシャン!!!


って浅野心愛が椅子を川添から離した。


「近づきなよ」


だって。原田頭おかしいな。


見応えあるぞ〜?

ふおお。面白い。


こう見たら浅野心愛って。


鼻しっかり通って、口が小、目が大。


結構可愛い部類じゃねぇか?



「それで、3人から話を聞いて、みんな言ってる事が違うんだよな。」


そりゃ違うだろ。加害者と被害者だぞ。で、被害者を信じないと。はぁ。頭おかしいなこいつ。


「まず、シャーペンのこと。川添は貰ったつもりだった。浅野は貸したつもりだった。」


貰ったからって壊していいわけじゃないだろ。

壊して返すとか。頭いかれてやんの〜。


あーあーあー。


浅野心愛が目に涙溜めてるし。

川添純恋と松田綾華はくすくす笑ってるし。

なーんで気づかないかなあ。



「次。上田の件。川添から上田に、上田から浅野に。って話だっただろ?ここも食い違ってる。まず、上田が可哀想だろ。」



まじこいつ教師向いてないんじゃね?


あーあ。


浅野心愛。もう限界だな。

爪たてて思いっきり手握ってるし。



「お前らはもう関わるな。」



んなの当たり前だろ。

まじこいつ頭いかれてやがる。



ガシャンッッッ


いきなりはびびったぜ_______________。


「__________話し終わりですか?」


ふぉぉ。浅野心愛、立ち上がりました。

草野を睨んでおります。さあどうする。


「_終わりなら戻りますよ。」


おお。お決まりの三つ編み靡かせてドアに進みました!!そしてドアを開けたーーー!!!

振り返ったぞー?!さーなにをする?!


「あぁ。忘れてましたね。最後の一言。

___何があってもお前ら全員許さないかんな?

福島せんせ。私は約束は守りますよ。嘘と隠し事が1番嫌いなんで。なので_覚悟してろよ。」


おーー。

今までで2番目くらいには見所あったわ。



去り際に中指立てなかっただけお利口だわ。

見直したぜ。かっけーよ。浅野心愛。



ついてこー。こいつ面白そうだし。

そろそろ飽きたんだよな。

30年ここにいるけど。

その前にここだな。



「で、お前らはもうふざけんなよ。」

「はぁい」


は?なにこいつら?


うーん。後味悪いから48点だな!!!


§



あー。あいつ,クラス何組だっけ?


2組か。泣き声がするもんな。俺にはこんなもん余裕で聞こえるんだよな。ほら、声って空気振動してんじゃん?耳をすませば。どんなに小さな声でも。周りがうるさくても聞こえるんだぜ?すげぇだろ?





「うっ___うっ_______________

  なん_______________で____よ」


「おい浅野。これでいいか?満足か?」


「ッッッ!!なんでしたんですか?!求めてないです!!いつ頼みましたか?!」


「_______________まずなんですか?!なんで___なんでこっちを信じないんですか?!おかしいですよね?!被害者と加害者の言い分が違って被害者を信じないなんて!!」



「物証ならあげましたよね?!

     足りませんでしたか?!」



いいぞーもっとやれー。吹奏楽部の練習音を少し大きくしとくか。あいつらに聞こえたらまた笑われるしな。浅野心愛可哀想だしな。



「_______________退部します。」


あーらら。沸点超えてもう落ち着いたね。


「それは関係ないだろ。」

「いいえ。退部します。約束しましたよね。

 今から校長室行って、退部届貰ってきます。」



沸点超えて落ちつくとかあるんだな。


初めてみたな。いやあ。面白い。


「________今週までは出てあげますよ。

 良かったですね。月曜日にこれして。」



「そうですね。今週で終わりなので全部出てあげますよ。月曜日から土曜まで。」



§



心愛side______________________________



なんなのこいつら。死ね。


死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね


もういいよ。やめてやるから。

兼部試験なんて受けなきゃよかった。



先輩もう引退したし。知らない。




§



グラウンドに出るとノック練習してた。



月島side______________________________




「遅くなりましたー_______________。」

「浅野さん?」


「___ごめ、んね___私やめる、から___」

「は?!!?」


いきなりどうしたの。んなこと言わないでよ。

中総体一緒にあそこまで行ったじゃん。


「おい凛うるせぇ!!!」

「結都先輩!!それどころじゃない!」




「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」


「どうした、?浅野、さん、?」


なんで謝るの。


「先輩ちょい抜けます!!!」


「行こっ!!!」




§




校舎裏。外周からも内側からも見えにくいところ。そこで話を聞く。


「ごめんね。ごめんね。私のせいで。ごめん。ほんとにごめんね。もうやだよ。」


「謝らないでよ。」なにもしてないじゃん。



ずっと”ごめんね”の連呼。キリがない。


「浅野さん?浅野さん!浅野?浅野!」


「___心愛!__落ち着いて。心愛は悪くない。野球部も俺も、心愛の味方だから。大丈夫だから落ち着いて、話して。言ったでしょ。“頼って”って。もっと俺を頼って。」



浅野さんから聞いた話は酷かった。


それはもう言葉にできないくらい。


「___だから、私は、辞める。校長に認められるか分からないけど。認められなくても私はここで、やっていけない。あんな顧問の下で練習したくない。」


「うん。俺も辞めるよ。1年までは転部できるから。大切浅野さんを傷つけるような教師の下で続けたくない。続けられない。」


「今週で辞めるんでしょ?今週を精一杯楽しもう。最後の部活を。」


「うん、ありがと。」


「行こっか。」

「月島、」

「ん?」

「呼び方。心愛でいいよ。私も凛って呼ぶし」


_______________バレてた___



§



浅野さん、いや、心愛は片付け前に帰らせた。


福島待ちの時に一応、結都ゆうと先輩に話しておいた。


朝陽先輩も盗み聞きして、めっちゃキレてた。


朝陽先輩煩いから言うつもりなかったのにね。


他の2年生にも言ってた。ごめん。浅野さん。

広まった。



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