8 いざ出陣



月島に話をしていく間。


なんだかんだ月島は優しくて、


頼りになるんだって



知ってたつもりだったけど


また違う面にも気づいて、嬉しかった。


そしてなにより、助かった。



自分も頼って良いんだ、って思えた。






先生には水曜日、明日言うことにした。


「物壊されてるんだから、早い方がいいと思う。そんな物、記憶にないです。っていわれれば終わらせられる可能性あるし。」


っていう月島のアドバイスの影響もある。


少し、すっきりした。話すことで落ち着いたりするのはわかってたけど。





§





「福島先生。今か放課後、時間ありますか?」

「あるけど、何なら今しようか。ここが良い?」

「ここで聴いたら野球部退部しますよ。」



「あ、状況に合わせて、拓先輩にも話を聞いたら良いですよ。」

「了解」




§





「_______________と言うことです。」

「___________物証ある?」

「ありますよ。画鋲、シャーペン、スクショ」


苦虫を噛み潰した表情をした。


「残念でしたね。揉み消せませんもんね。物証あれば。あぁ。ちなみに揉み消した場合、私と月島、結都先輩に、朝陽先輩、他にも、2年生4人ほど、退部届け出すそうですよ。まあ。どうなろうが私たちは知りませんが」



「放課後。物証持って職員室行きますね。なんのために定時退校日にしたかはお分かりですよね?」


「まて。、草野先生、加藤先生も一緒でいいか?」


そんなの知らないよ。まあ「いいですよ」


「じゃあ。」



ちなみに、先輩たちの話は本当。拓先輩は「もう直ぐ卒部だから俺らが退部しても意味ないけど、もし浅野さんが退部するなら俺なら、退部するよ」って。


そしたら、「んなの当たり前じゃん。」って、先輩たちが続いたと言うわけ。私自身は頼んでない。まあ、その場ノリだったかもしれないけど、言質取ってるからー!




§





放課後、今日はスマホを持って来ていた。

コピーするお金がもったいないし、時間がなかった。あと、録音もできるしね。なにかこちらに不都合があったら___。



で、今いる部屋は相談室。


小学校と違って広い。

PTAの会議とかしてるのかな。



「まず、確認するよ」

「いいですけど。なんで福島先生いないんですか?おかしくないですか?あ、川添とか、松田に話聞きに行ってるんですか?」


なんで黙るの?おかしくない?黙ったらダメじゃない?


「へぇ。被害者と同時に聞くんですね。そりゃいじめでニュース載りますわな。」


「私、3人揃うまで話す気ありませんよ。」



強気でいるけど、怖くないわけじゃない。強くいないと今すぐにでも涙が溢れそうなだけ。


そんな弱い人間なんだよ。浅野心愛は。



「浅野、遅れてすまんな」

「へぇ。放課後行くって言って。へぇ」



「まず、画鋲から提出しますね。あ、返してくださいね?捨てられたら困るので。見るなら写真でも取ってくださいね。あ、次、シャーペン」


「最後。トーク画面。」


「お前。スマホ___。」

「なんですか?物証ないと動かないくせに。そんなところ突っ込んでくるなら辞めますよ。みんな。」


「_______________コピーするためにスマホ借りて_______________」

「ダメに決まってるでしょ。エアドロで我慢してくださいよ。」



浅野心愛は本当はそんなに強くない。でも、鈍いとは言われる。


「ああ、物証終わりですよね。帰りますよ。野球部の話は____そうですね。拓先輩でいいんじゃないですか。もうすぐ大会ですけど。」



「私は出るつもりありませんよ。このままなら。」






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